【~70’s】Vintage Lewis Leathers Turquoise Leather Riders Jacket Size.38 "SUPER SPORTSMAN"

推定70年代、Lewis Leathers（ルイスレザーズ）製『ターコイズレザー ライダースジャケット』になります。

スーパースペシャルアイテムの入荷です。

Lewis Leathers（ルイスレザーズ）とは、1892年にロンドンのグレート・ポートランド・ストリートにて、創業者である "David Lewis Isaacs（デビッド・ルイス・アイザックス）" によって創業された、英国を代表するライダースウェアブランド。

当初は "D. Lewis Ltd" という名称でしたが、1960年代に現在のブランド名である "Lewis Leathers" へ変更となりました。

現在ではライダースジャケットで有名かと思いますが、当初は洋服仕立業及び、紳士オートスポーツであるフライング＆モータリングの為の防護服の作製ストックを始めたのが起源とされています。

モーターサイクルレース専門の衣服の製作に着手し始めたのは1926年。
当時、出来て間もない航空産業の需要に応える為に、操縦席の極寒に耐える保温性に優れたレザーウェアの提供を開始し、第二次世界大戦時には、イギリス空軍（Royal Air Force）にフライングスーツ・フライトジャケット等も供給していたそう。

ルイスレザーズのウィングロゴマークである "AVIAKIT" は、航空の意味を指す "AVIATION" ・ 装備の意味を指す "KIT" を足した造語。

1950〜1960年代に掛けてはレース界のワールドチャンピオンが、ルイスレザーズを着用していた事から爆発的な人気に。
また、同時期には、ロッカーズ文化がイギリスで大きなムーブメントとなり、彼らの定番アイテムとしても広く愛用される様になりました。

ルイスレザーズの中でも、特に1960〜1970年代のモデルは、ルイスレザーズジャケットの "原点" と言われる程評価が高く、市場で高値で取引されています。

そんなルイスレザーズより、希少モデルの1つでもある "SUPER SPORTSMAN（スーパースポーツマン）" のご紹介です。

ルイスレザーズの代表モデルでもある、"CYCLONE（サイクロン）" ・ "LIGHTNING（ライトニング）" は市場でも見かけるかと思いますが、当モデルは中々見かけないかと思います。

スーパースポーツマンは、1968年に発売されたモデルの "SPORTSMAN（スポーツマン）" に、ウエストバンドが付け加えられ、レングスが約2インチ程長くなった、1975年に発売されたモデル。

サイドアジャスターがダブル仕様になり、シングルライダース特有のスポーティーさと、英国の雰囲気が絶妙に混ざり合った佇まいとなっています。

通常の襟裏部には、ヴィンテージ・現行共にコーデュロイ生地が当てられていますが、当個体では、スエードレザー生地を採用。
計4つのジップポケットのスライダーには、通常全てボールチェーンが付属しますが、胸部ポケットのみ通常の引手となっています。

また、スタンドカラーでよりスタイリッシュな印象の、所謂 "シングルライダース" 仕様で、前傾姿勢でのライディングを想定とした、立体的で前振りな袖の設計となっています。

縦長でスリムな身幅となっており、裾部のダブルアジャスターベルトも両サイドに配置。
アメジャンでは体感出来ないフィッティングも、イギリスが誇るロンジャンの魅力でしょう。

前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには、"LIGHTNING" 社製ジップが採用されています。

通常左胸には、"Lewis Leathers" と "AVIAKIT" が刻まれた、ブランドパッチが付属しますが、当個体はパッチが付属しません。
諸説ありますが、反骨精神の象徴であった当時のパンクロッカーは、ブランドの宣伝になる事を嫌い、左胸のパッチを外していたと言われています。

当個体もその様な理由でパッチが付属しないのかどうかは不明ですが、現在のルイスレザーズではパッチ無しでのオーダーは不可の為、パッチ無し個体は大変貴重かと。
パターン・カラーでルイスレザーズだと一目で分かる為、個人的にはパッチ無しの方が、さりげなくて格好良いかと思います。

ちなみにブランドパッチは、1966年に初めて長方形型のスクエアパッチが導入され、後年の1973年頃まで採用され続けた後、多くの個体で採用されている楕円型オーバルパッチに移行されました。

首元内側には、1970年代頃の個体に見られる、通称『白タグ』が付属。
ブランド名である "Lewis Leathers" の下に "GENUINE LEATHER" の表記がありますので、恐らく1970年代後半頃の1着かと推測します。

生地には "Cowhide（カウハイド）" を贅沢に使用。
現行のルイスレザーズでは、ブラックカラー以外のカウハイドは選択する事が出来ませんので、ヴィンテージならではの貴重な仕様です。

カウハイド（雌成牛革）とは、生後2年以上経過した出産経験のある雌成牛から作られる革。
革自体が厚く強度・耐久性に優れており、使い込む程に艶が増し、少しずつしっとり柔らかな革質へと変化していきます。

カラーは、大変希少なヴィンテージターコイズカラー。

ブラックカラーが圧倒的に多い中、当個体の様な発色の良いカラーは、ルイスレザーズの象徴でもあり、同モデルでも球数が少なく一気に価格が高騰するイメージです。

評価の高い年代のルイスレザーズジャケットは、探しても見つからない希少なアーカイヴピースと言えるでしょう。

ファッションアイテムとしてのタウンユースは勿論、本来の着用用途であるライダースジャケットとしてのご着用もお勧めします。

サイズ表記は "38"
日本サイズですと "M" 程度に該当するかと思います。

実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
是非ともライダースジャケットらしく、ジャストサイズでご着用頂きたいです。

汚れ・傷等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。

ヴィンテージルイスレザーズの中でも、希少モデルとされている "SUPER SPORTSMAN"
正に漢の浪漫が詰まりに詰まった、一生に一度は手にしたいルイスレザーズのライダースジャケット。

特にヴィンテージターコイズカラーの革で仕立てられた個体は、圧倒的に球数が少なく希少かと思います。

お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約が出来ません。

ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会に是非いかがでしょうか。