1994年〜2011年製、DOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)製『マルチポケット レザージャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
DOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)とは、1985年にデザイナーである "Domenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)" と "Stefano Gabbana(ステファノ・ガッバーナ)" の2人によって立ち上げられた、イタリアを代表する世界的ラグジュアリーブランド。
グループ公式の社内文書でも『1985年創設』『創業者2名がブランド活動の創造的・様式的源泉である』と明記されており、名実ともに "二人の美学" がそのままブランドの核になっています。
彼らの歩みは、単なる "流行の提供" ではありません。
メトロポリタン美術館の解説では、二人は1982年に自身の活動を始め、1985年のミラノ・ショーで『New Talents』として注目を得た事が触れられています。
つまり、当初からドルチェ&ガッバーナは、モードのど真ん中で評価されながらも、イタリアの官能と生活感を同じ熱量で服へ落とし込むという、独自の立ち位置を築いていったと言えるでしょう。
このブランドの最大の魅力は、相反する要素である、"聖と俗 / クラシックと挑発 / 仕立てとフィクション" を、一つの "イタリア像" として成立させる統合力にあります。
例えば近年のオートクチュール(Alta Moda)の文脈でも、彼らのコレクションがシチリアの黒・レース・刺繍・バロック・コルセットといった語彙で語られる様に、ルーツ(血と土地)を様式へ昇華する力が突出している。
つまり、派手である以前に、物語の密度が濃いのです。
そして、ドルチェ&ガッバーナが "メゾン" として強いのは、華やかさだけでなく、プロダクトとしての骨格を持っている点。
1990年には初のメンズコレクションを発表し、女性像だけでなく男性像もブランドの世界観として確立していきます。
彼らが作るメンズは、単なる端正さではなく、黒を基調とした色気や、イタリア的な身体観を帯びているのが特徴で、後のメンズ・ラグジュアリーの気分にも大きく影響を与えてきました。
また、ドルチェ&ガッバーナは一時期、メインライン(DOLCE & GABBANA)とは別に、より若く都会的な提案を担うセカンドラインである『D&G』を展開していました。
D&Gは1990年代に立ち上げられ、2011年にはブランド側がD&Gラインを終了し、メインラインへ統合する方針を公式に認めています。
結果として2012年以降は、ドルチェ&ガッバーナへ一本化され、"二つの人格" を一つの強度へ纏め直した形になります。
要するにドルチェ&ガッバーナとは、イタリアの伝統や土地の温度を、単なる懐古ではなく "現代のラグジュアリー" へ変換するブランドと言えるでしょう。
そんなドルチェ&ガッバーナ(D&G)より、色気とギミックを詰め込んだマルチポケットレザージャケットのご紹介です。
男心くすぐる、左右非対称のマルチポケット配置が最大の魅力で、ただのレザーアウターでは終わらない "道具感" を纏った一着。
左右非対称に配されたポケットが最も目を惹き、フラップ・パッチ・スリットを織り交ぜた立体的な構成が、視線と奥行きを自然に生み出します。
また、背面裾部には縦型ジップデザインを配置。(実際にポケットとしては機能しない、飾りのディテール)
この "用途の無いジップ" がむしろ洒落ていて、D&Gらしい伊達っぽさに変換している印象です。
袖先部にもジップファスナーが付属し、レザーのボリューム感に対して手元をシャープに見せてくれるのも嬉しいポイント。
裾部はリブニット仕様で、フロントジッパーを閉めた際に裾幅がやや絞られ、丸みのあるシルエットへ収束。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップファスナーには、"D&G" 刻印の施された "YKK" 社製ジップが採用されています。
首元内側には、ブランドネームである "DOLCE & GABBANA" の記載がされた、ブランドタグが付属。
ワイドパンツで外しても良いですし、細身のボトムスで纏めれば、ポケットワークがより際立つバランスに仕上がります。
当個体は、ラグジュアリーらしい上質な "Lambskin(ラムスキン)" を採用。
生後1年未満の子羊革ならではの、きめ細かな銀面と "とろみ" のある触感が魅力で、革でありながら布帛の様にしなやかに落ちるドレープ感を備えています。
牛革に比べて繊細な分、身体の動きに沿って早い段階で馴染み、着用を重ねる程に表面の艶が澄み、奥行きのある光沢へと育っていくのも醍醐味と言えるでしょう。
カラーは、赤みの強いレッドブラウンカラー。
赤錆や煉瓦を思わせる様な "レッドブラウン" は、温もりと色気を併せ持った独自の存在感を放ちます。
レザー表面の艶と皺が光の当たり方で陰影を生み出し、見る角度によって濃淡のグラデーションが浮かび上がるのも魅力。
褪色や色斑さえも表情として馴染み、単色にはない "生きた色気" を纏っています。
ギミック感のあるレザージャケットに、この赤みのあるブラウンを掛け合わせる事で、ハードさと艶やかさが同居する独特のバランスに。
サイズ表記は "50"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
褪色・色斑・汚れ・ほつれ・破れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
数あるイタリアンラグジュアリーの中でも、官能と端正さを同居させた "物語の密度" で別格の存在感を放つ "DOLCE & GABBANA"
二人の美学がそのままプロダクトへ落とし込まれるからこそ、シンプルな一着にさえ『格』が滲みます。
"ギミック" と "ラグジュアリー" が同居するD&Gらしいレザーピースは、良個体ほど市場で出会いが限られます。
主役で着て成立する一着を探していた方は、この機会をお見逃しなく。