推定2000年代、ドイツ武装親衛隊タイプ『ピードットカモフラージュ M44 ヘリンボーンツイル フィールドジャケット』になります。
武装親衛隊オリジナルのアイテムではない "リプロダクト品" となりますが、使用している生地・パーツ・ディテール等、非常に完成度の高い1着で、よく見る粗悪品とは異なり高品質の個体となります。
ドイツ軍アイテムを多数所有する、譲って頂いたミリタリーディーラーによると、映画や歴史的出来事の為に作られた作品との事。
ドイツ武装親衛隊(Waffen-SS)とは、国民社会主義ドイツ労働者党の親衛隊における武装組織であり、ドイツ国防軍の反逆、あるいは国内の騒乱から自身及び党を守らせる為に設けた、軍でもなく警察でもない、政治的に信頼できる親衛隊員から成るナチ党の武装組織。
何と言っても当個体の最大の特徴は、ドイツ特有の "迷彩柄" でしょう。
通称 "ピードットカモフラージュ" と呼ばれる迷彩パターンは、第二次世界大戦のドイツの迷彩パターンの1つで、ヨハン・ゲオルク・オットー・シックによってデザインされた迷彩柄と言われており、1944年に初めて武装親衛隊に支給された迷彩パターンとなります。
この迷彩パターンの特徴は、一般的に『ダークグリーン・ミッドグリーン・オリーブグリーン・ダークブラウン・ライトブラウン』の5色で構成されており、オールシーズン使用できるように設計されているそう。
このパターンは第二次世界大戦後、オリジナルの在庫が枯渇するまで、ハンガリー軍等の一部の軍隊によって短期間使用されていました。
これらの迷彩パターンは、"エルブセンムスター(Erbsenmuster)" という正式名称を持ちます。
当個体は1944年に武装親衛隊に支給されていた "M44 HBT Field Jacket" を完璧なまでに再現した逸品。
オリジナルと同様に "コットン × レーヨン" の混紡生地が採用されており、織り目がハッキリと分かるヘリンボーンツイルを採用。
小ぶりな襟には金属製のホックが付き、胸と裾にはフラップ付きパッチポケットが配置されています。
ストレートカットの袖には、外側の縫い目に小さな縦方向のスラッシュが施されており、1つのボタンで開閉させて着用。
内側には、脇下からサイドパネルの途中まで別布の補強パネルがあり、各サイドのベルトサポートフック用に3つのアイレットが縫い付けられたストラップが付属しています。
更にドイツ軍特有の合計5つの数字も忠実にスタンプされています。
・左上の数字には、腰までの丈又は尾部までの長さ。
・右上の数字には、襟のサイズ又は首輪の周囲の長さ。
・中央の数字には、胸幅の長さ。
・左下の数字には、全長の長さ。
・右下の数字には、袖の長さ。
となっており、これらの全てはセンチメートルで表記されています。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ボタン欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
武装親衛隊オリジナルアイテムではありませんが、非常に完成度の高い逸品。
1つのアイテムとして客観的に見た時にも格好良く、オリジナルは勿論、他で探しても中々このクオリティの個体は無いかと思います。
第二次世界大戦中のオリジナルアイテムになりますと、日本国内価格よりも海外価格の方が高い事が当たり前と言って良い程、ドイツ物は蒐集家から非常に高い支持を受けています。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
国内においても滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。