推定2000年代頃、Hermès Paris(エルメス)製『ブラックコットンポプリンシャツ』になります。
知らない人はいない最高峰のブランドでもある "Hermès Paris(エルメス)"
Hermès(エルメス)とは、1837年に創業者である "Thierry Hermès(ティエリ・エルメス)" 氏によって、高級馬具の製造工房 "ティエリ・エルメス" をフランス・パリで開業したのが始まりとされている、。
1880年、ティエリーの息子 "シャルル=エミール" が事業を引き継ぎ、店舗をフォーブル・サントノレ通り24番地に移転。
ここで、エルメスはヨーロッパ・ロシア・北アフリカ・アジア・アメリカのエリート層にサドルや馬具を販売しました。
1922年には、エミール=モーリスの妻が適切なハンドバッグを見つけられないという不満から、エルメスは初のレザーハンドバッグを導入。
このハンドバッグには、エルメスが特許を取得したジッパーが使用されており、それは後に "エルメスファスナー" としてヨーロッパ中で知られるようになりました。
その後、娘婿である "ロベール・デュマス=エルメス"・"ジャン=ルネ・ゲラン=エルメス" が経営を引き継ぎました。
ロベールは、ケリーバッグ・シェーヌダンクルブレスレット・そしてシグネチャーであるシルクスカーフを作成。
1984年、ロベールの息子 "ジャン=ルイ・デュマス" がビジネスを国際的な高級小売業へと変貌させ、ジェーン・バーキンとの偶然の出会いをきっかけにバーキンバッグを考案しました。
自動車の発展による馬車の衰退を予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移していき、今日に至ります。
エルメスが掲げる代表的なロゴには、『エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です』という意が込められています。
"素晴らしい製品と世界観をお届けしますが、馬車の席にはお客様が座り、あくまでもお客様が人生を前へと進めるように。" という考え方を持ち続けています。
そんな最高級ブランドと言えるエルメスより、シンプル且つ上品なロングスリーブシャツのご紹介です。
『装飾を削ぎ落とす事で宿る、究極のエレガンス』
エルメスが誇るタイムレスな美意識と卓越したクラフツマンシップが、細部にまで息づく1着。
襟型はレギュラーカラー。
ジャケットのインナーとしても収まりが良く、第一ボタンを開けた着こなしでも様になる設計です。
前合わせは、6ボタンのボタンフロント仕様。
その中でも目を惹くのが、トップボタンに配された "Sellier Button(セリエボタン)"。
馬車の車輪をモチーフにした金属製のボタンには『HERMÈS PARIS』の刻印が施され、視線を引きつけると同時に、ブランドの矜持を静かに主張します。
ボタンには艶感を抑えたブラックの4つ穴ボタンを採用し、縫い付けはクロス掛け。
全てのボタンホールは閂留めの補強がされており、使用頻度の高いアイテムとしての耐久性にも優れています。
袖口は、2ボタン仕様のラウンドカフス。
こちらも同様に、カフスに配された "Sellier Button(セリエボタン)” が目を惹きます。
裾はラウンドカット仕様で、タックイン・アウトのどちらにも対応可能。
カジュアルな着こなしには勿論、スラックスに合わせてクリーンに纏め上げるスタイルにも最適でしょう。
首元内側には、ブランド名である "HERMES PARIS" の記載がされた、ブランドタグが付属。
本国フランス製を証明する "MADE IN FRANCE" が記載されている点も嬉しいポイントではないでしょうか。
シルエットは、脇下から裾にかけて僅かに内側へと絞られるシェイプ構造。
独自のパターンメイキングにより、身体のラインを拾わずに自然な立体感を作り出す、テクニカルな設計と言えるでしょう。
また、背面はプリーツのないノープリーツ仕様となっており、背中から腰回りにかけてのラインはすっきりとシャープに整えられ、ジャケットやブルゾンとのレイヤード時にもたつかない利点があります。
当個体は "コットン100%" 生地を採用。
滑らかで軽やかな高密度コットンポプリンを採用しており、オックスフォードやツイルに比べて一層ドレス寄りの質感でありながら、程良いハリと光沢感を持ち、肌触りは極めて滑らか。
カラーは、ややフェードがかったブラックカラー。
深みのあるブラックに絶妙なフェード感を加えたこのカラーは、無骨さとヴィンテージライクなニュアンスを絶妙に両立。
光の加減で墨黒にもチャコールにも見える深みのある色調が、静かに知性と重厚感を纏わせます。
特にエルメスにおいては非常に珍しいカラーパレットであり、定番色とは異なる立ち位置を確立した "知る人ぞ知る" セレクションです。
サイズ表記は "40"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
生地特有のアタリ・褪色・ボタン部の塗装剥がれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
数あるラグジュアリーブランドの中でも最高峰であり、別格の位置付けがされている "Hermès Paris"
控えめながらも確かな格を纏う、オールドエルメスのコットンポプリンシャツ。
日々の装いにさり気なく上質さを加えたい方へ、自信を持ってお勧め出来る逸品です。
数あるエルメスのヴィンテージシャツの中でも、"ブラック × セリエボタン" の組み合わせは極めて希少。
市場流通も非常に限られており、入手の機会はごく僅かです。
"何気ないシャツこそ本物を" という美意識を持つ方は、是非この機会をお見逃しなく。