推定40年代頃、イギリス軍『ジャーキンレザージャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
こちらも説明不要の名作ですね。
ミリタリーアイテムにおけるレザーベストと言えば、ジャーキンレザーベストを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
その起源は中世の英国まで遡り、見頃の防備・防寒を目的にボディーアーマーの様な役割で外套の上、最外殻に身に纏った革製のオーバーベストとなります。
当時頑丈な厚手の生地の軍服でも、引っ掛けて破れたり傷んだりする事は日常茶飯事だったそう。
その度に針と糸で修復すると手間が掛かってしょうがなかった事もあり、そこで採用されたのが最外殻に着用するジャーキンベストでした。
これらは実用的で耐久性があり、将校や他の階級からも同様に高く評価されていました。
第二次世界大戦の頃までに、ジャーキンベストは依然として連邦軍の全てに支給されており、広く普及されていました。
また第二次世界大戦中のジャーキンには、無駄を省く為に下端の周りを端材で仕上げている個体もあったそうなので、必ずしも一枚革で仕立てられているとは限らないのも、ヴィンテージらしく面白いポイントではないでしょうか。
ディテールに関しては、非常にシンプル且つ簡素な佇まい。
通常フロントボタンが4つあり、カーキ色のウールライニングが施されている個体が一般的とされていますが、アメリカ軍・ベルギー軍・オランダ軍等、様々な国で広く普及していた為、僅かにディテールが異なる事も屡々。
当個体はジャーキンベストと言えばな、当時イギリス軍で実際に支給されていた、お探しの方も多いであろう1着となります。
通常のオリジナルですと特徴的なディテールが無く簡素なデザインですが、襟・袖・ベルトが後付けされた、所謂 "モディファイ" がされている個体。
現代的に修正されたのではなく、当時の兵士によって修正されたのかと推測されます。
オレンジがかったブラウンカラーのレザーシェル・保温性に優れたカーキカラーのウールライニング・ベークライト素材のフロントボタンが4つ配置されている、最もベーシックなディテールを有した1着。
生地には恐らく "Sheep Skin(シープスキン)" を使用。
シープスキン(羊革)とは、生後1年以上経過した羊から作られる革。
革の中で最も軽さと柔らかさのある革で、他の動物の革と比較すると強度・耐摩耗性は低くなってしまいますが、肌に吸い付く様な革質は、身体へのフィット感に非常に優れています。
レザーの生地が硬く敬遠されている方が多くいるかと思いますが、その心配は無用。
既に身体に吸い付くような柔らかいレザーの革質となっていますので、着やすさは抜群です。
裏地はウール生地で仕立てられていますので、保温性も抜群。
デザイン性はさることながら、機能性にも優れた1着なのは間違いないでしょう。
ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "L ~ XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きめのサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でガバッと羽織って頂いても格好良いかと。
元々外套の上から着用する事を想定としたオーバーベストの用途で作られていますので、基本的にどの個体に関してもサイズ感は大きくなっています。アームホール・身幅共にたっぷりとした作りとなっていますので、様々な体型の方にお楽しみ頂ける1着かと思います。
褪色・変色・汚れ・擦れ・傷・ほつれ・割れ・剥がれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
イギリス軍を筆頭に世界各国で使用され広く普及していた、数あるミリタリーベストでも唯一無二の存在感を放つ "Jerkin Leather Vest"
ベストをモディファイした個体とは言え、ジャケット型の1着は市場的に見ても非常に珍しいかと思います。
当ショップでも入荷の少ない1着となりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。