推定40年代、ドイツ空軍『ドリリッヒ ヘリンボーンツイルリネン ジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
ドイツ空軍(Luftwaffe)とは、ナチスドイツ時代の1935年〜1945年までの期間に設置されていた、ドイツ国防軍の空軍となります。
陸軍・海軍と並ぶ国家社会主義ドイツ帝国の軍隊の3つの部門の内の1つでした。
そんなドイツ空軍にて、ドイツ軍基地内作業着として着用されていた "Drillich HBT Linen Jacket" のご紹介です。
ドイツ軍における "Drillich Jacket" は、フランス軍のブージュロンジャケットを参考に生産されたと言われていますので、ディテール・生地感共に非常によく似ています。
フレンチリネンと遜色の無い、肉厚で動く度にプルプルと揺れる様な独特な生地感も人気な理由でしょう。
やはりこの時代のリネン生地は素人が触っても分かる程別格に良く、現代では再現不可能と言われる程評価の高い物となりますので、生地だけでも十分な価値があると言えるでしょう。
市場的に見ても球数の少ない "Drillich Jacket"
年代にもよりますが、その多くはフロントボタンがチェンジボタン式で5つ仕様が最もよく見かけます。
当個体に関してはミルクガラスボタンの縫い付けで比翼式仕様となっていますので、通常よく見かける個体とは少し違った類の1着かと思われます。
また襟を立てて着用する事を想定とした "チンストラップ" が付属しているというのも評価出来るポイントではないでしょうか。
チンストラップが付いているのと、付いていないのとでは雲泥の差。
襟を立てて着用した時の高揚感・雰囲気は別格です。
脇下には中の蒸れ防止の為に、菊穴状のベンチレーションホールとスリット状のベンチレーションホールの両方を完備。
袖も前振りの立体的な仕立て方がされていますので、ミリタリーアイテムではありながらもテーラードジャケットの様な上品な装いも感じます。
内側には当時のスタンプも目視ではっきりと確認ができ、ドイツ軍では多くの個体に合計5つの数字がスタンプされています。
・左上の数字には、腰までの丈又は尾部までの長さ。
・右上の数字には、襟のサイズ又は首輪の周囲の長さ。
・中央の数字には、胸幅の長さ。
・左下の数字には、全長の長さ。
・右下の数字には、袖の長さ。
となっており、これらの全てはセンチメートルで表記されています。
1943年以降では、上部に着用者の最小身長・最大身長という2つの数字が追加されている個体が出始めたそう。
また一部の個体では、下部に製造年を示す補足番号が付いていたそうですが、これらは滅多に使用されることはなく、1942年以降の個体のみに使用されていたようです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "S~M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ・小穴・ボタン欠け等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと。
近年特にドイツ軍のアイテムが注目されている印象ですが、元々ドイツ軍のアイテムは歴史的な背景も含め現存する個体が非常に少なく、需要に対しての供給が追いついていない様にも思えます。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ軍ですので、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
ドイツ軍のアイテムは、当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムになりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。