推定40年代頃、アメリカ陸軍『テンスマウンテントゥループ ディビジョンジャケット』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
U.S.ARMY(アメリカ陸軍)とは、アメリカ合衆国の主要な軍事組織の一つで、地上作戦や戦域防衛、更には人道支援や国家建設支援といった多岐にわたる任務を担っています。
アメリカ陸軍は1775年6月、大陸会議によって設立され、アメリカ独立戦争を戦う為の正式な軍として編成されました。
その後、南北戦争や第一次世界大戦、第二次世界大戦を通じて大規模な動員と戦闘を経験し、現代的な機械化部隊・機動戦力の基礎を築いていきました。
特に第二次世界大戦では、ノルマンディー上陸作戦を含むヨーロッパ戦線での決定的な地上戦、また太平洋戦域における島嶼奪還作戦など、連合軍の勝利に大きく貢献。
戦後は冷戦構造の中で、西ドイツや韓国など世界各地に駐留し、抑止力としての存在感を確立しました。
更に1991年の湾岸戦争では、『デザート・ストーム作戦』において高速かつ高精度な地上戦力を展開し、イラク軍を圧倒。
陸上機動力と火力、そして指揮統制能力の高さが、世界にアメリカ陸軍の戦略的優位性を強く印象づけました。
これらの歴史的実績は、アメリカ陸軍が有する地上戦力・統制力・適応力の高さを示し、国際安全保障の中核としてその存在意義を確かなものにしています。
今日では、アメリカ陸軍は世界最大規模の地上部隊として、他の軍種や同盟国と連携しつつ、世界各地での平和維持活動や戦略的即応態勢の維持を担っています。
そんなアメリカ陸軍で、1943年に精鋭部隊として発足された、"第10山岳師団" で着用されていたジャケットのご紹介です。
(10th Mountain Troop Division)とは、アメリカ陸軍に属する特殊な戦闘部隊の一つで、山岳地帯や極寒環境下における高機動作戦に特化した能力を有しています。
この部隊は第二次世界大戦中の1943年7月、過酷な地形での戦闘に対応する為に設立されました。
実際に設立されたこの師団は、スキー技術・登攀能力・極地耐寒装備に長けた兵士達で構成。
雪山から砂漠まで、あらゆる地形における機動力と即応性は、陸軍内でも屈指の存在として高く評価されています。
そんな精鋭部隊で第二次世界大戦中に着用されていたのが、今回ご紹介する個体。
ミリタリーウェアに精通している方でしたら既にご存知の方も多い、不朽の銘品と呼べる1着でしょう。
過酷な戦地である山岳地帯において、戦闘と生存の両面を想定して開発された、非常に高い機能性を誇る希少なミリタリージャケット。
当個体最大の特徴は、背面に大きく配されたバックパック構造。
この仕様により装備や物資を携行可能で、正に "着るバックパック" とも呼べる独創的なディテールです。
内側には、まるでサスペンダーの様なクロスベルトが張り巡らされており、これによってジャケットを脱いでも肩掛けの様に持ち運べる機構を搭載。
こうした軍用衣料ならではの発想力と実用性の高さに、当時の米軍技術の粋が見て取れます。
両胸部にはジップ開閉式の大型ポケットを2つ、両裾にはボタン留めのフラップポケットを配し、携行品の種類に応じて使い分ける事が可能なデザインとなっています。
前合わせには、ジップファスナーとボタン留めでの比翼式の二重構造が採用。
ジップスライダーには、コの字留めベル型 "TALON" 社製ジップが採用されています。
当個体は高密度の "コットン100%" 生地を採用しており、経年変化によって、天然繊維特有の風合いを感じられるのも嬉しいポイントですね。
着用シーズンを選ばない生地感となっていますので、通年お使い頂ける1着かと思います。
カラーは、ミリタリー特有の環境下に溶け込むカーキカラー。
自然界に存在する土や草木に近いこのアースカラーは、安心感と実用性を備えた王道のミリタリートーン。
派手さを抑えた落ち着きのある印象ながらも、独特の存在感でスタイリングの軸として活躍してくれます。
経年によって少しずつ表情を変える風合いは、使い込む程に味わいを深め、自分だけの1着へと育っていく楽しさも魅力の一つ。
無骨でありながらもどこか柔らかさを感じさせるこのカーキは、日常からアウトドアまで幅広いシーンにフィットしてくれる事でしょう。
スタイルに深みを加えたい時、信頼感ある定番色として、頼りになる存在です。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でご着用頂いても格好良い1着かと。
生地特有のアタリ・汚れ・擦れ・ほつれ・小穴・リペア跡・ジップスライダー欠損・ベルト欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
アメリカンヴィンテージを語る上で欠かせないミリタリーアイテムの数々。
その中でも当個体である "10th Mountain Troop Division Jacket" は不朽の銘品であり、今後も価格が高騰するのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。