推定1944〜45年頃、アメリカ陸軍航空軍『B-15A フライトジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
U.S.ARMY AIR FORCES(USAAF)とは、1941年6月に創設されたアメリカ陸軍の航空部門で、第二次世界大戦中および戦後のアメリカの主要な航空戦力を担いました。
それ以前は『アメリカ陸軍航空隊(Air Corps)』として知られていましたが、空軍が持つ戦略的重要性と組織の独立性が認識される様になり、より大きな権限と独立性を持つ "USAAF" へと再編。
戦争中、USAAFは飛行機や爆撃機の技術的進化と大量生産を推進し、最終的に約240万人の兵士と6万機以上の航空機を運用していました。
これにより、アメリカは戦争中の空軍力で他国を圧倒する存在となり、戦後の空軍独立への道を開きます。
第二次世界大戦が終わると、USAAFの規模と重要性はますます増大し、事実上は独立した組織の様に機能していました。
そして1947年9月には、国防再編法の成立により、USAAFは正式に独立し『アメリカ空軍(USAF)』となりました。
そんなアメリカ陸軍航空軍で、第二次世界大戦中に採用された、不朽の銘品である "Type B-15A Flight Jacket" のご紹介です。
"Type B-15A Flight Jacket" とは、 第二次世界大戦中の1944年4月に正式採用された "Type B-15" の最初の改良型モデルとなります。
第二次世界大戦当時のフライトジャケットと言えば、"A-2・G-1" 等の革製フライトジャケットの全盛期でしたが、急激な革の需要に生産が追い付かなくなる状況に。
それらの代替品として、皮革以外の素材でフライトジャケットを生産する際に開発されたのが、シェルにコットン素材を最初に採用した "Type B-15" となります。(実際には試験的に導入されていた "B-10" モデルも存在します)
しかしながら、そのB-15の採用期間は、僅か "7ヶ月" と非常に短命。
パイロットの装備や操作性を向上させる為、幾度と改良されていきます。
先述にもある通り、最初期モデルである "B-15" の後継モデルとして、改良を加えられて採用されたのが、今回ご紹介する "Type B-15A" となります。
B-15の採用期間も非常に短命でしたが、B-15Aに関しても、採用期間が "10ヶ月" と短命で、当時の実物となると滅多にお目にかかれない逸品です。
主な改良点としては、航空機内部での通信に使用するICSコードと酸素マスクをパイロットの体にしっかりと固定しておく為の、胸部の革製三角タブが新たに配置されました。
両脇のスナップ留めループには、ICSのコードと非常用酸素ボンベのチューブを通す役割を担います。
また左袖のペンポケットは、2本挿し仕様でしたが、4本挿し仕様に改良されています。
主な仕様はB-15から継続されており、シェルにはコットン100%、ライニングには天然アルパカウールを採用する事によって、軽量且つ保温性に優れた作りとなっています。
また襟は、風の侵入を防ぎ、保温性を高める為に高めに設計された、チンストラップ付きの天然ムートンファー仕様。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには、コの字留め "CONMAR" 製ジップが採用されています。
左袖部と前立て内側部には、アメリカ陸軍航空軍を象徴するマークと "ARMY AIR FORCE" の文字が綺麗に残っているのも、拘る方からすると嬉しいポイントではないでしょうか。
当個体では、恐らく襟の付け替えが施されており、胸部の三角パッチも廃されていますので、前所有者によってモディファイされた個体と推測されます。
シンプルイズベスト。この様なジャケットは1着持っておくと必ず重宝します。
サラッと羽織るだけで雰囲気抜群ですので、是非シンプルに着こなして頂きたいです。
サイズ表記は欠損して確認出来ませんが、日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でガバッと羽織って頂いても格好良いかと。
汚れ・色斑・褪色・擦れ・小穴・タグ欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
アメリカンヴィンテージを語る上で欠かせないミリタリーアイテムの数々。
その中でも当個体である "Type B-15A Flight Jacket" は不朽の銘品であり、今後も価格が高騰するのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。