推定50年代頃、Le Mont St. Michel(モンサンミッシェル)製『ブルーモールスキン サイクリストジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
フレンチワークウェアブランドの中でも特に人気が高い、Le Mont St. Michel(モンサンミッシェル)。
モンサンミッシェルとは、1913年にフランスのノルマンディー地方ポントルソンの有名なモンサンミッシェル記念碑の近くで設立されました。
フランス西部のブルターニュ地方で、丈夫な服を必要とする職人・農民党の労働者の為に作られた、今なお続くワークウェアブランド。
家族経営で工房から始めた当ブランドですが、1920年代〜1930年代にかけて急速な成長を遂げ、瞬く間にフランス西部で最も有名なブランドの1つとなりました。
モンサンミッシェルの初期のコレクションは、ブルターニュとノルマンディーの職人・農民の為に、機能性を第一に考えた衣服を作ることに重点を置いていました。
ブランドで最も人気のあるアイテムには、厚手のモールスキン生地で作られた本物のワークジャケット、ダミアンコーデュロイパンツ、耐久性のあるコットンピケで作られた狩猟服などが含まれます。
衣服は特定のタスクを念頭に置いてデザインされており、最大限の実用性を実現する為にポケットやステッチが戦略的に配置されています。
衣服を様々な業界に適応出来るようにする特定のバックルとリベットの特許も取得しました。
そんな約100年の歴史ある名ブランド "Le Mont St. Michel" より、フレンチワークウェアの隠れた銘品である "サイクリストジャケット" のご紹介です。
"Cyclist(サイクリスト)" とはその名の通り『自転車乗り』という意味がありますが、実際に自転車乗り用に作られたのではなく、当時工場で働く人々に支給されていた "リアルワークウェア" だそう。
ファブリックも様々確認出来ており、コットンツイル生地・モールスキン生地・コーデュロイ生地・ウール生地・レザー生地等、働く労働環境や時代背景によって多種多様。
当個体に関しては、フレンチヴィンテージの大定番生地である "Moleskin(モールスキン)" を使用した1着。
その名の通り、モグラの肌のような生地感からこのように名付けられたと言われています。
触って頂くと分かりますが、コットンとは思えない滑らかな肌触り・生地の厚さがあります。
その秘密は "糸の織り方" にあります。
モールスキンは "繻子織り" という糸の織り方から成される生地となります。
繻子織りとは、経糸・緯糸を5本以上から構成される織物組織(三原組織)の1つとされ、糸の浮きが非常に少なく、経糸または緯糸のみが表に表れている様に見えます。
密度が高く、生地が厚く、柔軟性に長け、滑らか、光沢感が強いのが特徴。
そんな高密度に織った、地厚で柔軟性に優れているモールスキンだからこそ、ワークウェアという過酷な環境下で働く人々の労働着として採用されていたのでしょう。
当個体はフレンチワークウェアでは代表的な、インクブルーカラーのモールスキンを使用した1着にはなりますが、経年によってフェードしている、ヴィンテージの醍醐味が詰まった個体となります。
当時実際にワークウェアとして使用されていましたので、機能性も申し分ありません。
モンサンミッシェル製のアイテムとなれば、フレンチワークウェアでも一目置かれる存在。
その価値は他のブランドよりも高く、古い年代であればある程、希少価値は高まります。
フレンチワークウェアにおいて最もベーシックなカバーオールタイプとは異なり、ウエストまでに留められた着丈が、短くスッキリとした印象。尚且つ寸胴型のボックスシルエットとなりますので、動きやすくゆったりとした着心地でスマートな佇まいとなります。
小ぶりな襟・両胸に配置された大きなフラップポケット・ボタン留めによるウエストベルト等、シンプルなディテールによって生地の良さが際立つ1着ですね。
前合わせは、ボタン留めによる開閉式。
また内側には、モンサンミッシェル製特有となる、黒地に黄色の "刺繍タグ" が付属。
古い年代を象徴する刺繍タグが付いた個体は、お探しの方も多いのではないでしょうか。
春秋にはメインジャケットとして着用し、冬には着丈が短めですのでコート等のインナージャケットとしても、丁度良いバランス感で活躍してくれるかと思います。
レイヤードスタイルを存分に楽しめるというのも、短丈ジャケットの醍醐味かと。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "S ~ M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
褪色・擦れ・ほつれ・ボタン損傷等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージ見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
フレンチワークウェアを語る上で欠かせない立ち位置に存在するワークブランド "Le Mont St. Michel"
当ブランドのサイクリストジャケットは、同ブランドのカバーオールと比較しても市場に出回る機会が少なく、大変希少かと思います。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
当ショップでも入荷の少ない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。