推定50年代頃、BIG MAC(ビッグマック)製『デニムカバーオール』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
BIG MAC(ビッグマック)とは、1902年設立の米国百貨店 "J.C.Penney" から1922年に商標出願したプライベートブランドとなります。
J.C. Penneyは、創業から一貫して『質の高い商品を手頃な価格で提供する』という理念を掲げていました。
その成長に伴い、独自のプライベートブランドを導入する戦略を採用し、その中でもビッグマックは長年にわたって支持されるブランドとなりました。
1920年代から2000年代まで販売され、多くの人々が古き良きアメリカのワークウェアとして親しみを持っています。
特に耐久性と実用性を重視したワークウェア(作業着)としてデザインされ、主に労働者層をターゲットとした製品ラインナップだったそう。
ビッグマックは、1934年にサンフォライズド加工(生地の防縮加工)が広く一般に向けて使用されるキッカケの一端を担いました。
元々サンフォライズド加工は、サンフォード・クルエットにより1928年には開発されていましたが、更に一般に広く売り出す為、"グローブスピリアー社・アーウィン社・JCペニー社" の3社合同プロジェクトにより、世界初のサンフォライズド加工オーバーオールが発売されました。
そんなビッグマックより、1950年頃に生産されたデニムカバーオールのご紹介です。
Coverall(カバーオール)とは、所謂 "シャツジャケット" 型のワークジャケットの総称となっており、その起源は18世紀頃と言われています。
当時の農夫・鉄道作業員・鉱山労働者等の、様々な職種の労働者が "リアルワークウェア" として愛用していました。
そんなカバーオールは様々な生地で仕立てられており、今回ご紹介するようなデニム生地を始め、ダック生地・コットン生地・モールスキン生地等の "丈夫" な生地で生産されているのが特徴です。
労働者が作業しやすいようにと作られたゆとりのあるシルエットや、機能性に優れた大きさの異なるポケットがフロントに配置されている点を見ても、労働者に寄り添ったデザイン性となっています。
そんな労働着として広く普及していたカバーオールですが、20世紀頃に入ると "ファッションアイテム" として受け入れられるようになったそう。
特に1950年代のアメリカでは、若者の間でジーンズやデニムジャケットと共に、デニムカバーオールが流行。
当個体は数あるカバーオールの中でも、特に人気の高い "BIG MAC" 製。
更に滅多にお目に掛かる事の出来ない、通称 "盾タグ" と呼ばれるブランドラベルが付属する1着となります。
カバーオールジャケットの特徴である、長めに取られた着丈・計4つのポケットが配置されているディテール。
裾部のポケットには、年代特有のインディゴデニムに映える、レッドカラーのバータックが施されています。
古い年代になればなる程、経糸と緯糸のインディゴの色落ちが美しいですね。
現代でも様々なデニムが各所から販売されているかと思いますが、やはりその雰囲気は一目瞭然。
ヴィンテージの雰囲気に勝るものはありません。
ジャケットではありながらもライトオンスデニム生地となりますので、秋冬にはアウターやコートの下に着用出来るインナージャケットとしてご着用頂けるかと思います。
この様なアイテムは、1着持っておくと重宝する万能アイテムかと。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
褪色・汚れ・擦れ・ほつれ・小穴・破れ・リペア跡等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
アメリカを代表するプライベートブランド "BIG MAC"
その中でも、1950年代初頭頃までの個体に見られる "盾タグ" が付属する個体は、ヴィンテージ市場でも中々お目に掛かれない1着かと思います。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。