推定50年代、イギリス製『ベンタイル ハイキングジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
知る人ぞ知るイギリスの名ブランド "NONPAREIL P&O"
ヨーロッパヴィンテージを取り扱うショップでも滅多に入荷しないブランドアイテムとなりますので、初見の方も多いのではないでしょうか。
球数が極小故、調べても情報が殆ど存在しない、今は無き謎多きブランド。
数十年前には国内でも某セレクトショップが取り扱っていた様ですので、本当に知る人ぞ知るブランドかと。
立ち位置としては『Grenfell・Green Spot・Blacks Of Greenock』等のブランドと近しい関係にあるかと思います。
この辺りのアウトドアブランドがお好きな方でしたら間違いなく抑えておきたいマストアイテムかと思います。
"NONPAREIL P&O" というブランドの希少性は勿論ですが、当個体最大の特徴は何と言っても "Ventile" ファブリックを贅沢に使用している点ではないでしょうか。
球数こそ極小となりますが、ベンタイルファブリックを使用している個体に関しては初見となりますので、非常に珍しい1着なのは間違いないかと思います。
"Ventile(ベンタイル)" とは、世界最長レベルの綿繊維を使用し、超高密度に織り上げた100%コットンの天然繊維。
"コットン生地のロールスロイス" とも言われる程の超高級生地。
その歴史は深く、第二次世界大戦時にイギリスが軍服用として、イギリスのランカシャー州にあるファブリックメーカーによって開発された生地となります。
当時、海に操縦士が落ちた際、数分で寿命が尽きてしまう所、ベンタイル生地を使用した軍服を着用した際に、寿命を20分以上にまで伸ばしたとされています。
では何故、ほんの数分で寿命が尽きてしまう所を伸ばすことができたのでしょうか。
それはベンタイル生地最大の特徴である、『防水性・防風性・浸透性』にあります。
水の分子が繊維と繊維の隙間を通れない程に最高密度に織り上げられている為、水を通さず弾く防水性。
強風が吹いた際でも繊維の隙間を通り抜けられない、完全防寒の防風性。
体内に篭った熱の蒸気を外に放出できる、浸透性。
通常のコットンを使用したアイテムとは、全てにおいて別格のベンタイルファブリック。
惜しみなく手間を掛けて織り上げている生地ですので、価格も通常のコットンとは比べ物にならない程に高額となります。
そんな高級生地を使用している贅沢な1着ですので、その希少性は言うまでもないでしょう。
ディテールに関しては、よく見る英国製ハイキングジャケットと同様で、シンプルなアウトドアジャケットといった印象。
防風性を高める為に、ジップファスナーとスナップボタンでの比翼式の二重構造が採用。
左胸のみに配置された縦型ジップポケット・両裾に配置された剥き出しボタンのフラップポケットと、アウトドアジャケットらしく機能性に特化したポケットが計3つ付いています。
縦型ジップポケットのジップスライダーには、"AERO" 製ジップが採用されています。
襟・ウエスト・裾部にはドローコードが付属しており、シルエットの変化も楽しめる2WAY仕様となりますので、ご着用時の気分によって是非変えてお楽しみ下さい。
肩肘張らずにサラッと羽織って頂くと、こちらのアイテムの魅力がより引き出されるのではないでしょうか。
個人的にはタイドアップスタイルの様な、フォーマル寄りな綺麗めなスタイリングの外しアイテムとしてピッタリな1着かと思います。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
生地特有のアタリ・汚れ・擦れ・ほつれ・小穴・ステッチ飛び・リペア跡等、全体的に使用感が感じられるコンディションにはなりますが、ヴィンテージの雰囲気を存分にお楽しみ頂けるかと。
今後もリペアを重ねてご着用頂けますと幸いです。
ブリティッシュヴィンテージを語る上で欠かせない隠れた名ブランド "NONPAREIL P&O"
見つける事すら困難を極めるブランドアイテムとなりますので、見つけた時が1番の買い時かと思います。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約ができません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。