推定50年代頃、フランス製『スーベニアジャケット(ツアージャケット)』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
Souvenir Jacket / Tour Jacket(スーベニアジャケット / ツアージャケット)とは、第二次世界大戦後、朝鮮戦争 〜 ベトナム戦争期にかけて、米兵達が任務を終えて帰国する際、駐留先である現地で記念に作らせた刺繍入りジャケットを指します。
スーベニアジャケットはミリタリー由来の民間カスタム品である為、"ミリタリージャケット" そのものではないですが、ミリタリーカルチャーの延長線上にあるアイテムと言えるでしょう。
当個体に関しても、所謂スーベニアジャケットに部類される1着ではありますが、駐留先が "フランス" という、市場で見ても極めて球数の少ない個体となります。
スーベニアジャケットの定番と言えば、スカジャンやベトジャンが多くを占めるかと思います。
背面には、『388th AIR POLICE SQ(第388空軍警備中隊(Air Police Squadron))』・『388 SECURITY AIR POLICE(第388警備空軍警察)』・『RAMPRAT(飛行場・滑走路周辺で働く兵士・整備士』・『55 - 58(1955年〜1958年)』・『ETAIN - FRANCE(フランスのエタン基地(Étain-Rouvres Air Base))』という刺繍と、擬人化されたネズミ(ラット)が施されています。
これらを読み解くと、第388空軍警備中隊に所属していた兵士が、1955年〜1958年にかけてフランス・エタン基地に駐留していた事を記念として、現地仕立て屋にて当時特別にカスタムした1着だという事が推察出来ます。
フランスのエタン基地は、東フランス・メス(Metz)とヴェルダン(Verdun)の中間に位置する旧NATO空軍基地で、冷戦時代には米空軍が多くの部隊を駐留させていたそう。
ディテールに関しては、スーベニアジャケットらしく至ってシンプル。
肩部にはミリタリージャケットにも見られるエポレットを採用し、左袖先には珍しいジップ付きユーティリティポケットを配置。
また、裾部にはジップファスナー仕様のハンドウォーマーポケットも配置されています。
襟・袖口・裾にはリブ編みが施されており、フィット感が高く、シルエットも美しく保ってくれます。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには、"RIES" 製ジップが採用されています。
駐留先としてはフランスですが、ジャケットボディ本体に関してはドイツ製という背景も面白いポイントですね。
表地には "コットン100%" 生地を採用しており、経年変化によって、天然繊維特有の風合いを感じられるのも嬉しいポイントですね。
着用シーズンを選ばない生地感となっていますので、通年お使い頂ける1着かと思います。
また、裏地にはダイヤモンドキルトが施されていますので、保温性・防寒性にも優れています。
カラーは、"ブラック × イエロー" のツートーン仕様。
無骨でクールな印象を持つブラックをベースに、ビビッドなイエローをアクセントとして効かせた配色は、視線を惹きつけるインパクトと遊び心を兼ね備えた存在感抜群のコンビネーション。
ミリタリーの背景を感じさせるディテールに、スポーティなカラーリングが加わる事で、唯一無二のヴィンテージ感を引き立てています。
襟・裾・袖口に配されたイエローリブが、ブラックの重厚感を軽やかに中和し、スタイリングにリズムを与える絶妙なバランス。
レトロな雰囲気を纏いながらも、現代的なエッジを感じさせるデザインに仕上がっています。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
汚れ・ほつれ・小穴・破れ・リペア跡等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージ見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
スーベニアジャケットの中でも極めて球数の少ない、フランスが駐留先の個体。
ワンランク上の個性を求める方に相応しい、スタイルの主役となるアイテムです。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。