1957年支給、ドイツ軍『スプリンターカモフラージュ パラトルーパージャケット』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
主にドイツ空軍(Luftwaffe)の空挺部隊向けに支給されていたとされる当個体。
1946年に1度ルフトヴァッフェは解散しましたが、1950年頃に再編成され、その際に生産・支給されていたとされています。
当時、同デザインで組下であるトラウザーも同時に生産され、セットアップとして着用されていました。
当個体の最大の特徴は、何と言ってもドイツ軍特有の "迷彩柄" でしょう。
通称 "スプリンターカモフラージュ" と呼ばれる迷彩パターンは、1920年代後半にドイツによって開発された4色の軍用迷彩パターンで、1931年にドイツ国防軍に初めて採用された、ドイツ軍最初の迷彩パターン。
これらの迷彩パターンは "Buntfarbendruck 31(ブントファーベンドルック)" という正式名称を持ち、1935年には "Splittermuster 31(スプリッターマスター)" という名称に改名されました。
この迷彩パターンは主にツェルトバーンで使用されたり、第二次世界大戦中には多くの制服にも採用されていました。
当個体に関しては、先述にもあるスプリッターマスターパターン(スプリンターパターン)を模して、1956年に新たにドイツ軍の制服として採用された "1956 Pattern" の迷彩柄となります。
生産年代こそ違うものの、スプリッターマスターパターン特有の破壊的なジグザグパターンは継承されており、更に迷彩効果を高める為にレインドロップと呼ばれるダッシュのランダムなパターンも所々に適用されています。
意図的なズレを示す白い斑点によって戦時中のデザインと区別する事が出来ます。
実際にこの年代のスプリンターパターンには、背景色が淡い青又は淡い緑色の、少なくとも2つの特徴的なカラーバリエーションが存在する事が確認出来ています。
これらの違いが意図的な物なのか、単に染料のロットやメーカーの違いによる物なのかは不明だそう。
1956年〜1960年にかけて製造されたこのパターンは、ドイツ軍に完全に導入される事は無く、主に歩兵部隊と空挺部隊によって採用され、1960 年末までに殆どが運用から撤退しました。
迷彩柄は勿論ですが、ディテールもミリタリーアイテムらしく武骨な印象。
フランス空軍のTAP47を想像させられる、スナップボタン式のフラップポケットが胴部と裾部に計4つ付属。
上部ポケット部分には、Dリングがそれぞれ付属しています。
脇には、中の蒸れ防止の為にベンチレーションホールが施されています。
当個体に関しては、欠損している事が殆どのフード付きという希少個体。
完品でお探しの方には嬉しいポイントではないでしょうか。
前合わせは、ジップファスナーとドイツ軍特有のスナップボタンでの比翼式の二重構造が採用されており、デザイン性のみならず機能性にも優れています。
ジップスライダーには、"riri" 社製ジップが採用されています。
風の侵入を防ぎ、保温性を高める為に高めに設計された、チンストラップ付きの大きな丸襟仕様ですので、スタンドカラーにして着用しても格好良いかと思います。
ポケット内側には、サイズ表記や支給年の記載がされたタグも確認が出来ます。
タグ内の『JAN. 1957』という記載からも、1957年1月に支給された物だと推測可能です。
ここまで綺麗にタグが残っている個体に関しては初見ですので、この条件で購入出来る方が正直羨ましいです...。
国内外問わず、現存する数が非常に少ない事から初見の方も多いのではないでしょうか。
サイズ表記は "174-88 , 44-61"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でガバッと羽織って頂いても格好良いかと。
元々衣服の上から着用することを想定したオーバージャケットの用途で作られていますので、基本的にどの個体に関してもサイズ感は大きくなっています。
アームホール・身幅共にたっぷりとした作りとなっていますので、様々な体型の方にお楽しみ頂ける1着かと思います。
生地特有のアタリ・汚れ・ボタンの損傷・欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージ見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと。
近年特にドイツ軍のアイテムが注目されている印象ですが、元々ドイツ軍のアイテムは歴史的な背景も含め現存する個体が非常に少なく、需要に対しての供給が追いついていない様にも思えます。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ軍ですので、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
希少性だけでなく、ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約ができません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
国内においても滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。