推定60年代頃、イタリア軍(民間品)『モーターサイクル レザージャケット』になります。
イタリア軍は、古代ローマ時代から中世・ルネサンス・イタリア統一活動等、ヨーロッパの歴史を通じて軍事衝突の中心地である為、非常に長い軍事伝統を持っている事でも知られています。
イタリア統一後の王立イタリア軍(Royal Italian Army)は、1861年に創設され、中国での植民地戦争・オスマン帝国とのリビア戦争・第一次世界大戦でのオーストリア=ハンガリー帝国との戦い・第二次世界大戦でのアルバニア、ギリシャ、北アフリカ、ロシアでの戦い・イタリア内戦等、様々な戦争に参加。
王立イタリア軍は1946年の王政廃止により解散され、同年のイタリア共和国成立と共に、現イタリア軍へと移行されました。
現イタリア軍は、イタリア陸軍・海軍・空軍・及びカラビニエリ(軍警察)で構成されています。
そんなイタリア軍にて、当時モーターサイクル部隊に支給・着用されていたとされる "Motorcycle Leather Jacket" の民間品にあたる個体のご紹介です。
昨今稀に見かけますが、それでも他国のレザージャケットよりも圧倒的に球数が少ない印象の、イタリア軍モーターサイクルジャケット。
一般的に流通しているイタリア軍モーターサイクルジャケットに関しては、フロントポケットが当個体の様にジップポケットではなく、胸付近に高く配置されたフラップポケットが付く仕様が殆どです。
また袖先もオリジナルでは見られないジップファスナー仕様となっていますので、僅かに異なるディテールではありながらも違った印象を与えてくれます。
イタリア軍のスタンプや製造ラベルの確認が出来ない為、民間品という扱いとさせて頂いています。
バイク乗りの為に作られたレザージャケットということもあり、バイクに乗った時を想定した立体的な仕立てが特徴的。
ウエストまでに留められた着丈・ストレス無く前傾姿勢で操縦出来るパターンメイキングは理に適っていますね。
前合わせは、コの字留めジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには "LAMPO" 製ジップが採用されています。
レザージャケットでは珍しく、肩の作りは "ラグランスリーブ" 仕様。
セットインスリーブと比較しても肩や腕が動かしやすく、機能性にも優れた仕立てとなっています。
生地には "Goat Skin(ゴートスキン)" を贅沢に使用。
ゴートスキン(山羊革)とは、大人の山羊から作られる革。
牛革を上回る強度を持っているにも関わらず、革の厚みは半分以下で非常に軽量な革となっており、繊維密度も高く頑丈。
強靱性がありながらも、革自体は柔らかく、伸縮性にも優れています。
民間品だからといって手が抜かれている訳ではなく、官給品で使用されてる革質と同様の為、かなり精巧に生産された1着という事が伺えます。
官給品に絶対的な拘りがある方を除いては、比較的安価で手に入る民間品でもお勧め出来るクオリティです。
ファッションアイテムとしてのタウンユースは勿論、本来の使用用途であるモーターサイクル用でのご着用もお勧めします。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きめのサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
是非ともモーターサイクルジャケットらしく、ジャストサイズで着用して頂きたい1着です。
色斑・汚れ・傷・擦れ・ほつれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと。
市場に出る機会の少ない、イタリア軍モーターサイクルジャケット。
漢らしいレザージャケットがお好きな方に是非ともお勧めしたい、唯一無二の逸品です。
当ショップでも入荷の少ない1着となりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。