推定60年代頃、イギリス製『カーキドリル フーデッドジャケット』になります。
希少なフラッシャー付き、デッドストックでの入荷となります。
私自身初見のブランドである、イギリスの "MEKANEER(メカニア)"
数あるブリティッシュワークウェアの中でも、マイナーなブランドかと思われます。
ブランドの詳細を調べてみると、イギリス・チェシャー州ストックポートに本拠地を置く老舗ワークウェアメーカー『H.T. HUGHES & CO. LTD』が展開していた、ワークギア専業のブランドの様です。
本拠地であったイギリスの "Stockport(ストックポート)" は、かつて繊維工場が立ち並び、インダストリアル革命期に大きな役割を果たした町とされており、周囲には似た様なワークウェアブランドや工場が点在していたそう。
また、ブランド名である "MEKANEER" は、『Mechanic(機械工)』+『Engineer(技術者)』を掛け合わせた造語とされています。
当個体の付属するフラッシャーに描かれた工場のイラストや "OVERALLS FOR THE INDUSTRIOUS(勤勉なる者のための作業着)" というスローガンが示す通り、タフな現場での着用を前提にデザインされた、高品質なプロフェッショナル向けワークウェアを数多く輩出していた事が伺えます。
当個体はそんなメカニアの中でも希少な、"Dead Stock" 状態で発見された逸品。
半世紀以上前の未使用品というだけでも価値が高いですが、現代の視点から見ても十分通用するデザイン性と機能性を兼ね備えており、コレクション用途のみならずリアルクローズとしても強くお勧め出来る1着です。
シルエットは程良くゆったりとしており、レイヤードを想定した無骨な作り。
襟はなく、クラシックな一体型フードを備えたプルオーバー風の前立てが特徴的で、米海軍のガンナースモックを彷彿とさせる様な、英国が解釈するミリタリーテイストを感じさせます。
更に、フード及び前立て裏側は色味を切り替えたツートーン仕様。
さりげない切り替えながら、視覚的にも立体感が生まれ、機能美と装飾美が絶妙に同居する仕上がりです。
胸部にはボタン付きのフラップポケットが左右に配されており、収納性とデザイン性を兼備。
また、袖先と裾にはホワイトカラーで平紐のドローコードが付属し、シルエットの調整や風の侵入を防ぐ役割を果たします。
前合わせは、比翼式のボタン留め仕様を採用。
比翼式にする事により、非常に洗練された印象という視覚的なメリットもありますが、布が二重構造になる事により風の侵入を防いだり、ボタンを外的影響から保護するという機能的なメリットが多いのも魅力ですね。
当個体は、英国が誇る "コットン100%" のカーキドリル生地を採用。
耐久性と通気性を兼ね備えたドリル生地は、元々イギリス軍のトロピカルユニフォームにも用いられた由緒ある素材で、ナチュラルなハリ感と経年変化が楽しめるのも魅力の一つです。
カラーは、温もり感じるカーキブラウンカラー。
穏やかで落ち着きのあるカーキブラウンは、土や自然を想起させるアーシーな色合いで、見る人に安心感と信頼感を与えてくれます。
ミリタリーやワークウェア由来のタフなイメージを持ちながらも、現代的なニュアンスを加える事で、スタイリングに温もりと深みをもたらしてくれるでしょう。
サイズ表記は "44"
日本サイズで "L ~ XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
状態もフラッシャー付きのデッドストック品ですので申し分なく、破れ等のダメージはございませんが、長期保管時に付いた思われる汚れが見受けられます。
勿論、着用に問題のある大きなダメージはありませんので、まだまだ問題なくご着用頂けます。
"MEKANEER" による60年代頃の英国ワークウェア、且つ当時のフラッシャーまで残されたデッドストック品は極めて希少と言えるでしょう。
ミリタリー・ワークウェア・ヴィンテージアーカイブ、いずれの文脈にも響く、タイムレスな逸品。
ワードローブに一本筋の通った "深み" を与えてくれる、そんな1着です。
サイズが合う方、この雰囲気に惹かれる方は、是非この機会をお見逃しなく。