推定60年代頃、ドイツ製『スプリンターパターンカモフラージュスモック』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
当時の第二次世界大戦中に使用されていた "Zeltbahn(ツェルトバーン)" と呼ばれる、二等辺三角形の個人用テント生地を用いて、戦後に仕立てられたと思われる1着のご紹介。
1950年代頃の旧西ドイツ国境警備隊(BGS)にて着用されていた、ウォーターカモフラージュ柄があしらわれたスモックと酷似した1着で、迷彩柄以外はディテールが同様の1着となっています。
恥ずかしながら私自身初見の1着となり、個人的に仕立てられた個体と推測していますので、ドイツ軍オリジナルと断言出来ませんが、1着の服としてフラットな見方をしても、非常に格好良く仕上がっているかと思います。
当個体の最大の特徴は、何と言ってもドイツ軍特有の "迷彩柄" でしょう。
通称 "スプリンターカモフラージュ" と呼ばれる迷彩パターンは、1920年代後半にドイツによって開発された4色の軍用迷彩パターンで、1931年にドイツ国防軍に初めて採用された、ドイツ軍最初の迷彩パターン。
これらの迷彩パターンは "Buntfarbendruck 31(ブントファーベンドルック)" という正式名称を持ち、1935年には "Splittermuster 31(スプリッタームスター)" という名称に改名されました。
この迷彩パターンは主にツェルトバーンで使用されたり、第二次世界大戦中には多くの制服にも採用されていました。
今回ご紹介する1着も "Splittermuster 31" が採用されており、50年代以降のスプリンターカモフラージュとは配色パターン・雰囲気すら異なる、圧倒的な風格を感じられる1着です。
当個体で採用されている生地は、通常のスプリンターカモフラージュよりも全体的にやや赤みが強く、オリジナルのテント生地では存在が確認出来ていないので、恐らくオリジナルのテント生地を染め上げた生地かと推測しています。
迷彩柄は勿論ですが、各国のオーバースモックを彷彿とさせる、ミリタリーらしい武骨な佇まいも大変魅力的かと。
大型の一体型フード・両胸と両裾に配置された大容量フラップポケット・裾部に配置された小型フラップポケット・袖部のボタンタブ等、旧西ドイツ国境警備隊で着用されていたスモックと同様のディテール。
ネック・ウエスト部には、ドローコードが付属。
ドローコードを絞る事により、シルエットの変化も楽しめる2WAY仕様となりますので、ご着用時の気分によって是非変えてお楽しみ下さい。
首元はハーフジップの様な、ジップアップ式を採用。
ジップスライダーには "riri" 社製ジップが採用されています。
資料に掲載される様なドイツ軍アイテムも勿論魅力的ではありますが、当個体の様な "一点物" 個体も、個性があって面白いかと思います。
ヨーロッパミリタリーの中でも、スペシャルカモフラージュに位置する当個体。
希少性はさることながら、ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "XL ~ XXL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でご着用頂いても格好良い1着かと。
生地特有のアタリ・汚れ・小穴・リペア跡等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと。
近年特にドイツ軍のアイテムが注目されている印象ですが、元々ドイツ軍のアイテムは歴史的な背景も含め現存する個体が非常に少なく、需要に対しての供給が追いついていない様にも思えます。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ軍ですので、戦後に仕立てられた個体と言えど、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約が出来ません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
正に "一点物" に相応しい逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。