1968年度会計、アメリカ海軍『G-1 レザーフライトジャケット』になります。
U.S.NAVY(United States Navy)とは、アメリカ独立戦争中の1775年に設立された大陸海軍を起源としたアメリカ合衆国の海軍であり、アメリカ軍6つの軍種の内の1つとなります。
原子力空母11隻と揚陸艦31隻、原子力潜水艦71隻を中核に、80隻以上の巡洋艦と駆逐艦(全てイージス艦)など主要水上戦闘艦約270隻、戦闘攻撃機や対潜哨戒機などの作戦機約2,640機を保有し、約43万人(現役・予備役合わせて)の構成員が所属する世界最大規模の海軍。
そんなアメリカ海軍にて、第二次世界大戦中から着用されていた、不朽の銘品である "G-1 Leather Flight Jacket" のご紹介です。
G-1レザーフライトジャケットは、空母の上から飛び立つアメリカ海軍航空隊パイロットの為に開発された、レザーフライトジャケットとなります。
G-1の歴史は、1940年代にアメリカ海軍航空局にて標準化された "M-422" まで遡ります。
1941年には左外ポケットにペンホルダーを備えた "M-422A" へと改良され、その後の1947年には最初に名付けられた "G-1(55-J-14)" へと改良。
1952年に導入された "MIL-J-7823 (AER)" は、現在も発行されている "G-1" の先祖となり、初めてウインドフラップに "USN" の刻印が入ったモデルとなります。
その後1971年までに "MIL-J-7823E" まで、他の5つのバリエーションが製造されていました。
1976年には一度採用が中止され姿を消した "G-1" ですが、当時のパイロット達の強い要望もあり、1984年には復活して今日まで根強い人気を誇っています。
当モデルは、1986年に公開された映画『トップガン』で主役を務めた、トム・クルーズが着用したレザーフライトジャケットとしても取り上げられました。
当個体に関しては、1966年〜1971年の仕様切り替えまで採用されていた "MIL-J-7823D (WP)" の個体となります。
コントラクターは "BRILL BROS" 社。
1968年〜1987年という期間 "G-1" の製造に携わったメーカーとなります。
"MIL-J-7823D (WP)" のモデルでは、襟元が天然ムートンボアから人工ムートンボアに切り替わる最終モデルと言われており、当個体では拘る方も多い "天然ムートンボア" を有した1着となりますので、お探しの方も多いはず。
ディテールに関しては、"G-1" の元である "M-422" とほぼ同様の仕様を継承しています。
飛行機のコックピットが開放式だった時代の名残を感じられる、襟を立てて着用する事を想定とした、チンストラップ付きの天然ムートンボアを有した襟・機能性に優れた背面のアクションプリーツ等、ミリタリーアイテムらしい意匠を凝らした逸品。
前立てには風の侵入を防ぐ為のウインドフラップも付属しており、官給品の証ともなるパンチング式の "USN" 刻印も施されています。
生地には "Goat Skin(ゴートスキン)" を贅沢に使用。
1975年からは、ゴートスキン(山羊革)からカウハイド(雌成牛革)へと変わっていきます。
ゴートスキン(山羊革)とは、大人の山羊から作られる革。
牛革を上回る強度を持っているにも関わらず、革の厚みは半分以下で非常に軽量な革となっており、繊維密度も高く頑丈。
強靱性がありながらも、革自体は柔らかく、伸縮性にも優れています。
レザーは硬くて着辛いという印象をお持ちの方も多いかと思いますが、元々の革質且つ、経年によっても柔らかくなっていますので、苦手な方でも問題なくご着用頂けるかと。
裏地には "ナイロン・オックスフォード" が採用。
ジャケット本体と同様の色で仕立てるよう規定されている為、原則的にはジャケットと同様のカラーとなりますが、経年変化や太陽光の影響で褪色している場合が殆どとなります。
サイズ表記は "36"
日本サイズで "S" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ・生地特有の擦れ・毛玉・リペア跡等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
アメリカンヴィンテージを語る上で欠かせないミリタリーアイテムの数々。
その中でも当個体である "G-1 Leather Flight Jacket" は不朽の銘品であり、今後も価格が高騰するのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会に是非いかがでしょうか。