推定60年代頃、Burberrys(バーバリー)製『シングルラグラン バルマカーンコート』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
英国製。
希少な "コマンダーII・一枚袖・コットン100%・緑玉蟲カラー・別注品" の個体となります。
Burberrys(バーバリー)とは、1856年にイギリス・ベイジングストークにて創業者である "Thomas Burberry(トーマス・バーバリー)" によって創業された、英国老舗ブランド。
1879年には農民が汚れを防ぐ為に服の上から羽織っていた上着をヒントに、"Gabardine(ギャバジン)" と呼ばれる耐久性・防水性に優れた新素材を発明。
1888年には特許を取得し、1917年まで製造権を独占しました。
1912年には現在でも大変人気のあるコートの一種でもある "Tielocken(タイロッケン)" の特許を取得。
1914年に勃発した第一次世界大戦では、軍部の要請により塹壕(トレンチ)での戦闘に合わせてタイロッケンコートに修正を加え、手榴弾・剣・水筒をぶら下げるD字型リングをコートに止め金として取り付けた "Trench Coat(トレンチコート)"を製造し、英国陸海軍に正式採用された過去を持ちます。
1901年には馴染みある『馬上の騎士』をモチーフとした、最初のロゴマークである "エクエストリアン・ナイト" が一般公募の末に誕生。
騎士が馬に騎乗する姿を描いたロゴマークは、ブランドのクラシックなイメージと品質への確固たる信念を表しています。
また騎士が掲げる旗には "Prorsum(前方へ)" の文字が描かれており、ブランドの進取の気性と革新への志向を象徴。
1924年には現在もバーバリーの商標登録されているチェック柄となる『バーバリーチェック』が初めてレインウェアの裏地として採用されました。
そんな約150年以上の歴史を持つバーバリーより、ベーシック且つ希少な "一枚袖" のディテールを兼ね備えた、バルマカーンコートのご紹介となります。
通常のバーバリーのコートですと、大きくセットインスリーブ・ラグランスリーブ(2枚袖)とありますが、ジャストサイズで着用しないと肩が不自然に盛り上がってしまい、肩パッドの入ってるかの様なシルエットになってしまいます。
その反面、一枚袖特有の肩の落ち方はとても綺麗と評価をされています。
通常の2枚袖のラグランスリーブとなると、縫い目が袖の上部・脇下の2ヶ所となっています。
しかし一枚袖の場合、腕を一枚の布でぐるりと包む為、縫い目は脇下の1ヶ所のみとなります。
この僅かの差ではありながらも、シルエットに与える影響は絶大。
一枚袖は袖の生地が重力に対して垂直に落ちる為、よりドロップショルダーとなり美しいシルエットに繋がっています。
オーバーサイズで着用しても現代的にゆったり着用する事が出来る点から、探されている方も多いのではないでしょうか。
一枚袖の希少性は高く、1000枚に1枚程しか見つからず、全体の1%程しかないとも言われています。
その中でも当個体は、数ある一枚袖の中でも特に球数が少なく、バーバリーの中でも隠れた銘モデルと名高い "COMMANDER Ⅱ(コマンダー2)" を有する個体となります。
コマンダー2は、1960年代を代表するバルマカーンコートのモデルであり、小ぶりな襟が最大の特徴。
通常のバルマカーンコートと比較して頂くと一目瞭然ですが、かなりスタイリッシュな印象です。
ライニングが上下で分かれる個体も散見される様ですが、当個体に関しては全て同様の生地で仕立てられた物となります。
更にこちらの個体は『PISSIMBONO GENOA』とのダブルネームという贅沢仕様。
PISSIMBONO GENOAは、1898年に創業者である "Emanuele Pissimbono(エマヌエーレ・ピッシンボーノ)" によって、イタリア・ジェノヴァにて創業された、今なお続く老舗紳士服ブランドです。
前合わせは、比翼式のボタン留め仕様。
比翼式にする事により、非常に洗練された印象という視覚的なメリットもありますが、布が二重構造になる事により風の侵入を防いだり、ボタンを外的影響から保護するという機能的なメリットが多いのも魅力ですね。
襟を立てて着用する事を想定とした、ボタン・ボタンホールが襟には配置されていますので、着用時の気分によって襟を立てて着用しても良いかと。
襟を立てて着用した時の高揚感・雰囲気は別格です。
首元内側には、"MADE IN ENGLAND" が施された、本国である英国製を証明するブランドタグが付属。
こちらの個体はお探しの方も多い、コットン100%生地で仕立てられています。
コットン100%ですと、コットンポリ混紡と比べても、生地のハリがあり高級感のある印象。
またコットン100%と天然繊維のみで仕立てられているというのも、ヴィンテージ好きには堪らないポイントではないでしょうか。
コットン100%の個体となりますと、着用していく内に経年による生地特有のアタリが全体的に見られます。
アタリ等を考慮すると、コットンポリ混紡生地に比べてもカジュアルな印象ですので、幅広いスタイリングで活躍できる万能な1着かと。
カラーはお探しの方も多い、緑玉蟲カラー。
玉蟲というだけで一気に市場価値は上がり、その独特な色合いと雰囲気には、見る人全てを魅了する魅力が秘められているかと思います。
現在も多くのブランドから玉蟲カラーのコートがリリースされていますが、ヴィンテージにしか出せない雰囲気があり、ヴィンテージ好きでしたら是非ともマストで抑えておきたい1着です。
裏地にはバーバリーお馴染みの "バーバリーチェック" ではなく、表地と相性の良いカラーリングで纏め上げられた、主張の少ないシックなチェック柄が採用されています。
古さを感じさせない、英国が誇る上品なシルエットも人気の理由の1つと言えるでしょう。
裾に向かって広がっていく強烈なAラインは、着用した時のシルエットが非常に綺麗且つ優雅。
サイズ表記は "34 REG"
日本サイズで "M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと。
先述にもある通り "一枚袖仕様" となっていますので、多少大きめのサイズ感でも綺麗なシルエットで着用出来るかと。
汚れ・擦れ・小穴・ボタン欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
ヴィンテージコートと言えば、真っ先に候補に挙がるであろう "Burberrys"
ヴィンテージバーバリーから繰り出される外套の数々は、年代を越え、流行り廃りのない永遠のワードローブと言えるでしょう。
特に1960年代を代表するモデルである "COMMANDER Ⅱ" 且つ一枚袖の個体は、市場でも滅多にお目にかかれない逸品です。
コートが活躍するシーズンになりますと、毎年バーバリーを探される方も多く枯渇する事が予想されます。
永遠の相棒となり得るベーシックなコートをお探しの方には大変お勧めの逸品ですので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。