推定70年代、BARACUTA(バラクータ)製『G-4 ドライビングジャケット』になります。
BARACUTA(バラクータ)とは、1937年にジョン・ミラー(John Miller)とアイザック・ミラー(Isaac Miller)の兄弟によって設立されたブランド。
彼等は元々レインウェア産業で活動しており、バーバリーやアクアスキュータム等、他のブランドの為にレインコートを製造していたという経歴を持っています。
同年には "コットノポリス(綿の都市)" としても知られるイギリス・マンチェスターに工場を設立し、そこで世界初のハリントンジャケットである "G-9" の製造を開始させました。
翌年である1938年にはフレーザー・タータンチェックを使用する事を許可・採用しました。
1950年代にアメリカに輸出を開始したバラクータは、そこでゴルフのエリート層に人気を博しました。
ジャケットはその後、エルヴィス・プレスリーやジェームズ・ディーン等の有名人によって着用され、スポーツアパレルからファッションアイテムへと変貌。
バラクータは、その時代を超越したシルエット・優れた品質・クラシックなスタイルにより、長い間様々な歴史的出来事や文化的動き・トレンド・世代を通じて成功を収め続けています。
そんなファッション業界に多大なる影響を与えたバラクータより、G-9に次ぐ定番アイテムとなる "G-4 Driving Jacket" のご紹介です。
バラクータの原点にして頂点のモデル "G-9" がゴルフジャケット用という使用用途に対し、当個体である "G-4" はドライビングコート用という、着用したまま車を運転出来るようにと開発されたそう。
1950年代にアメリカで販売されるようになったG-4は、特にアイビーリーグの学生達に人気を博しました。
大きく異なるディテールとしては、G-9は着丈が短めで袖・裾共にリブ仕様なのに対して、G-4は着丈がやや長く袖・裾共にリブ仕様が廃止されて、よりゆったりとリラックスした雰囲気を持つジャケットになっています。
G-9とシルエットこそ異なりますが、バラクータの特徴であるフレーザータータンの裏地を維持し、斜めのフロントポケット・2つボタンのドッグイヤーカラー・アンブレラカットの背面のデザイン等、G-9の特徴を引き継いでいます。
腕周りの可動域を広げる "ラグランスリーブ" 仕様というのも嬉しいポイント。
オーバーサイズで着用してもショルダーラインに沿って生地が落ちてくれますので、綺麗なシルエットでのご着用が可能となっています。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには、"AERO" 社製ジップが採用されています。
通常多く出回っている個体ですと "YKK" 社製ジップとなり、稀に "OPTI" 社製ジップが見受けられる程度となりますので、"AERO" 社製ジップのディテールは大変希少かと。
生地には "ポリエステル × コットン" の混紡生地を採用。
ポリエステルの混紡比率の方が多いので、シャリシャリとした心地の良い生地感に仕上がっています。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
経年による多少の使用感は見られるものの、目立った汚れ・傷等も見受けられないグッドコンディションの1着となります。
勿論、着用に問題のある大きなダメージもありませんので、まだまだご着用可能かと思います。
英国を代表する永遠の定番ブランド "BARACUTA"
スウィングトップの元祖とも呼ばれるG-9に並ぶ人気モデルである "G-4" を、是非とも肌で感じて頂ければ幸いです。
お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。