推定80年代頃、CORTIGIANI(コルティジャーニ)製『リネンブルゾン』になります。
CORTIGIANI(コルティジャーニ)とは、1985年に創業者兼デザイナーである "Roberto Dziero(ロベルト・ジエロ)" 氏によって、イタリアにて創設された、クラフツマンシップと現代的エレガンスを融合させたラグジュアリーメンズブランド。
創業以来、"洗練された日常のための贅沢" を信条に、ナポリ仕立ての伝統を基盤としながらも、カジュアルとクラシックの狭間を自由に行き来するデザイン哲学を貫いてきました。
特に上質な素材使いと緻密なディテールワークにより、控えめながらも本物志向の男性たちから厚い支持を得ています。
ブランド名である『CORTIGIANI』は、イタリア語で "宮廷人" を意味し、その名の通り、知性と優雅さを併せ持つ男のための服づくりを体現。
使用されるカシミヤ・シルク・リネンなどの高級素材は、全てイタリア国内で選別され、熟練職人によって一点一点丁寧に縫製されています。
また、コルティジャーニは積極的に国際市場へ進出し、ミラノ・ロンドン・モスクワ・ドバイといった都市の高級百貨店やセレクトショップに展開。
華美な広告よりも、製品そのものの完成度と "語れる服" としての説得力で、静かにブランドの存在感を高めてきました。
そんなコルティジャーニより、上質なリネン素材によって仕立てられたブルゾンのご紹介です。
控えめながらも、洗練された大人の雰囲気を纏ったヴィンテージアイテム。
まず目を惹くのは、襟・袖・裾に配されたリブ仕様。
柔らかなオフホワイト地に映える細身のブラックラインは、過度な装飾を排した洗練の証。
単なるスポーティーディテールではなく、コーディネート全体の輪郭を引き締める役割を果たします。
袖と裾のリブは程良いテンションを持ち、ルーズになりがちなリネン素材に自然なメリハリを与え、着姿に立体感を生み出します。
また、襟元のリブは丸首仕様で、シャツやTシャツを挟んだ際にも美しく収まるよう設計されており、抜け感と上品さが共存する仕上がりに。
両腰には縦型のハンドウォーマーポケットをさりげなく配置。
外観を損なわない絶妙な角度とサイズ感で、日常的な使い勝手にも優れています。
前合わせには、ナチュラルトーンの4つ穴ボタンを採用。
やや黄味を帯びたクリーム系カラーが生地に柔らかく馴染み、主張せずとも存在感のあるアクセントに。
前立てにはわずかに縫い目の陰影が浮かび、手仕事を感じさせる素朴な趣が滲み出ます。
内側ポケット部には、ブランド名である "CORTIGIANI" の記載がされた、ブランドタグが付属。
そして何より、身幅と肩幅にたっぷりと余白を持たせたシルエット設計がこの一着の魅力。
ゆるやかなドレープが生まれ、空気を含む様な柔らかいシルエットを形成します。
一方で、袖口と裾のリブによってフォルムが引き締まり、だらしなさを感じさせない絶妙なバランスが成立しています。
単なるリネンブルゾンに留まらない、細部まで熟考された "静かな造形美" 。
何気ないようでいて、しっかりと "語れる一着" です。
当個体に採用されているのは、"リネン × ヴィスコース" のコンビネーション生地。
表地には、ナチュラルな質感が魅力のリネンを使用。
肌に触れた瞬間から感じる通気性の良さと、見た目にも涼やかな織りの表情は、春夏の軽やかな装いに最適。
更に、裏地の一部にはヴィスコースが施されており、吸湿性と滑らかさを加味する事で、着用時のストレスを限りなく軽減しています。
この異素材の組み合わせによって、"ラフさ" と "上質さ" が共存した、独特な着心地が実現。
繰り返しの着用と洗いを経る毎に、リネン特有の柔らかいシワ感と自然な馴染みが増し、時間と共に風合いの変化を楽しめるのも大きな魅力です。
カラーは、清涼感溢れるホワイトカラー。
リネンの持つ素朴な風合いと合わさる事で、無機質な白ではなく、温かみのある自然な色調が引き立ちます。
陽の光を柔らかく透かすこの色味は、清涼感の中に柔らかさを感じさせ、着る人の佇まいまで軽やかに演出。
凹凸あるリネンの織りが陰影を生み出し、動きに伴ってさりげなく揺れる様は、正に "素材が魅せる表情美" 。
過度な主張はなくとも、確かな存在感を放つ、静かで力強い色味です。
サイズ表記は "50"
日本サイズで "XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
クラフツマンシップと現代的エレガンスを融合させたブランド "CORTIGIANI"
過剰な装飾を排しながらも、リブやボタン、シルエットの随所に宿る構築美が、静かな存在感を放ちます。
特にホワイトトーンのリネンボディに映えるディテール設計は、今の時代にこそ映える洗練された一着。
サイズ・素材・雰囲気、その全てが絶妙に調和した個体は、探しても中々見つかるものではありません。
確かな審美眼をお持ちの方にこそ、手にして頂きたい逸品です。