推定80年代頃、ROBERTO CAPUCCI(ロベルト カプッチ)製『フライフロント 』ストライプシャツになります。
ROBERTO CAPUCCI(ロベルト カプッチ)とは、1950年にデザイナーである "Roberto Capucci(ロベルト・カプッチ)" 氏によって、イタリア・ローマにて創業された、芸術性と構築美に満ちたクチュールブランド。
創業された以後『布の彫刻家』としてその名を馳せてきた孤高の存在であり、ドレスという概念に全く新しい命を吹き込んできた真のイノベーター。
"服とは単なる被服ではなく、身体にまとう芸術である" という理念を掲げ、世界中のファッション関係者を魅了してきました。
カプッチ氏は若くしてローマの名門美術学校に学び、1950年には弱冠20歳で自身の名を冠したブランドを設立。
1952年にはローマで初コレクションを開催し、瞬く間にイタリアのファッション界で注目を浴びます。
また、1962年には活動の拠点をパリに移し、Rue Cambonにオートクチュールサロンを構えるなど、シャネルと並ぶ格式を誇る存在に。
その革新性と高い芸術性は、ディオールやバレンシアガにも称賛され、"イタリアが生んだ天才クチュリエ" とまで評されました。
その最大の魅力は、建築的とも言える構築美と、彫刻の様な立体表現を融合させた、比類なきデザイン力にあります。
ドレスの概念を超え、あらゆる角度から鑑賞されることを想定してデザインされたその作品群は、正に『纏う彫刻』そのもの。
1980年代以降は年に1度のみ新作を発表する独自の形式へと移行し、"作家としての服づくり" を徹底。
コマーシャリズムから離れ、芸術家としての真髄を突き詰めたカプッチ氏の姿勢は、今なお世界中のクリエイターから絶大なリスペクトを集めています。
ロベルトカプッチとは、"布を通じて美を構築する" という哲学を貫いた、孤高のクチュールブランド。
芸術性と技術、そして魂までも宿したアイテム達は、今なお多くの人々を魅了し続けています。
そんな哲学を体現するクチュールブランドである "ROBERTO CAPUCCI" より、ミニマルなデザイン性が魅力のストライプシャツのご紹介です。
ブランドが日常に落とし込んだ実用美と造形美を兼ね備えた逸品。
まず注目すべきは、フロントの比翼仕立て。
ボタンを見せない比翼(フライフロント)仕様は、シャツ全体の印象を極めてミニマルに保ち、上品で洗練された印象を際立たせます。
襟型はレギュラーカラー。
ジャケットのインナーとしても収まりが良く、第一ボタンを開けた着こなしでも様になる設計です。
胸元にはスクエアポケットを一つ配置。
ストライプを活かしたステッチとボタンが控えめな装飾として機能しており、実用性と意匠性を両立したディテールです。
袖はロングスリーブで、カフスには角の丸いスクエアボタンが採用され、クラシックさと柔らかさが同居したデザインに仕上がっています。
首元内側には、ブランド名である "ROBERTO CAPUCCI" の記載がされた、ブランドタグが付属。
本国イタリア製を証明する "MADE IN ITALY" が記載されている点も嬉しいポイントではないでしょうか。
カジュアルなストライプ柄でありながら、どこか "ドレスシャツ" の様な気品を感じさせる絶妙なバランスが魅力です。
当個体は "コットン100%" 生地を採用。
薄手ながらも目が詰まった高密度の平織り生地で、肌触りはドライタッチ。
通気性に優れつつも程良いハリがあり、夏場でも快適に、そしてシルエットを美しく保ちます。
洗いざらしでも様になる風合いは、イタリアメイドならではの完成度の高さを物語ります。
カラーは、"ホワイト × マスタードイエロー" から成る、ツートーンカラー。
発色の良いイタリアンイエローとクリアなホワイトのコントラストが夏の光を受けて際立ち、スタイリングのアクセントとしても秀逸。
ストライプは柄合わせも丁寧に行われており、襟・カフス・ヨークでの柄切り替えが視覚的なアクセントとなっています。
サイズ表記は "41"
日本サイズで "L ~ XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
名門ロベルト・カプッチによる、アートとモードの融合とも言える1着。
着る者の感性をくすぐり、スタイリングを格上げする、唯一無二のヴィンテージシャツです。
洗練されたイタリアンデザインと、実用的なコットンシャツの融合。
スタイリングに華やかさとエレガンスを加えたい方に、是非ともお勧めしたい逸品です。