推定80年代頃、ソビエト空軍『シープスキンファーラインド ウィンターフライトジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
ソビエト空軍(Soviet Air Forces / VVS)とは、ソビエト社会主義共和国連邦(USSR)の航空戦力を担う部門であり、1918年5月24日に設立されました。
陸軍・海軍と並ぶ主要な軍事部隊の一つである、ソビエト空軍の役割は主に、国土防衛・戦略爆撃・戦闘機部隊の展開・軍事輸送・近接航空支援等が挙げられます。
戦後・冷戦期には、長距離航空軍(戦略爆撃機部隊)・前線航空軍(戦術航空部隊)・軍事輸送航空軍等に再編成され、最盛期の1980年代には約10,000機の航空機を保有し、世界最大級の空軍としても知られています。
また、朝鮮戦争では秘密裏に参戦し、MiG-15戦闘機でアメリカ軍と交戦。
1991年のソビエト連邦崩壊後、ソビエト空軍は解体され、その資産はロシア連邦など新たに独立した国家の空軍に引き継がれました。
そんなソビエト空軍にて、高度パイロットの冬季飛行服として支給・着用されていた "Winter Flight Jacket" のご紹介です。
旧ソビエト連邦の数あるミリタリーアイテムの中でも、非常に球数が少なく、特にブラックカラーでシープスキンタイプの個体は、滅多にお目に掛かれない逸品かと思います。
恐らく仕様等を見ても、当時ヘヴィーゾーンでの着用を想定していたのだと思われます。
ブラウンカラーのリアルファー襟・ファスナー底部の2点留め・胸部に配置された逆八の字シップポケット・ウエスト部のスナップボタン留めハンドウォーマーポケット等、他国のフライトジャケットとは一線を画すディテールの数々。
袖口も二重構造でボアの内側にニット編みが施されている事により、外気をシャットアウトしてくれる為、保温性・防寒性も申し分ありません。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
当個体ではジップスライダーが欠損しておりますが、オリジナルではワイヤー式のスライダーが付属していたと推測しています。
首元には風の侵入を防ぎ、襟を立てて着用する事を想定とした、ホック留め式の "チンストラップ" が付属。
スナップボタン留め等が多い中、ホック留めは珍しいディテールですね。
チンストラップが付いているのと、付いていないのとでは雲泥の差。
襟を立てて着用した時の高揚感・雰囲気は別格です。
ウエスト部にもリングバックル式のベルトが付属していますので、シルエットに変化を加えるのは勿論、下部からの風の侵入を防いでくれます。
内側には、官給品を証明する旧ソビエト連邦特有のスタンプも薄らと確認出来ます。
シェルには "Sheep Skin(シープスキン)" を贅沢に採用。
ライニングには "Real Fur(天然ファー)" が採用されています。
シープスキン(羊革)とは、生後1年以上経過した羊から作られる革。
革の中で最も軽さと柔らかさのある革で、他の動物の革と比較すると強度・耐摩耗性は低くなってしまいますが、肌に吸い付く様な革質は、身体へのフィット感に非常に優れています。
Real Fur(天然ファー)は、動物の毛皮から作られた素材となり、主に動物の皮膚に生えている毛をそのまま利用したり、加工したりして作られています。
天然ファーは保温性が高く、豪華で上質な印象を与えることが多い為、高級な衣服に使用されることが一般的です。
国内外問わず、現存する数が非常に少ない事から初見の方も多いのではないでしょうか。
希少性だけでなく、ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でガバッと羽織って頂いても格好良いかと。
汚れ・傷・擦れ・ジップスライダー欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
市場に出る機会の少ない、旧ソビエト連邦のミリタリーアイテム。
特に当個体のレザーフライトジャケットの希少性は、折り紙付きかと。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約が出来ません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。