1995年製、Barbour(バブアー)製『ロングショアマン』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
Barbour(バブアー)とは、1894年に "John Barbour(ジョン・バブアー)" によって、イギリス北東部サウスシールズにて創業した英国発のアウトドアライフスタイルブランド。
現在こそタウンユース向けに多数のアイテムがリリースされていますが、元々は水夫・漁師などの港湾労働者の為に、耐久性の高いオイルドクロスを提供したのが始まりとされているワークウェア。
1908年には、息子である "Malcolm Barbour(マルコム・バブアー)" が初の通信販売カタログを制作し、1917年には国内外の注文を含めてそれらのカタログでの売上が75%を占めたそう。
マルコムの息子である "Duncan Barbour(ダンカン・バブアー)" は、モーターサイクルウェアに造詣が深かった為、1936年にはモーターサイクル用のスーツを発表。
それらのスーツは瞬く間に評判となり、1936年〜1977年にかけて英国のインターナショナルチームがこぞって着用しました。
1939年にはダンカン・バブアーが戦争に招集され、マルコム・バブアーとその妻が経営を引き継ぎ、英国潜水艦部隊の標準装備となる "Ursula Suit(ウルスラ・スーツ)" を開発。
U型潜水艦艦長のジョージ・フィリップス大尉が、このスーツの製造に当時尽力したそう。
その後の1974年には、エディンバラ公爵殿下から最初の王室御用達の証である "Royal Warrant(ロイヤル・ワラント)" を授与。
1982年には、エリザベス女王陛下より2つ目のロイヤル・ワラントが授与され、1987年にも、プリンス・オブ・ウェールズ殿下より3つ目のロイヤル・ワラントが授与されました。
取得するのが困難とされている、ロイヤル・ワラントを取得している事からも品質の高さは、今更言うまでもないでしょう。
ロイヤルワラントを認定出来たのは、『エリザベス女王』・『エディンバラ公』・『チャールズ皇太子』の3人のみ。(現在はチャールズ皇太子のみ)
ロイヤルワラントを認定されたブランドのみが、ロイヤルアームス(紋章)を掲げることが出来ますが、5年ごとに精査・更新される為、1度認定されても5年後に脱落する可能性もある厳しい世界。
そんなロイヤルワラントを3つも永続的に取得し続けてるバブアー。恐るべし。
今回ご紹介する物は、1987年〜2000年の期間のみ生産されていた、3クレスト期の個体となる "LONGSHOREMAN" となります。
乗馬用モデルである "BEDALE" や、狩猟用モデルである "BEAUFORT" 等、使用用途によってモデル分けされているバブアー各モデル。
当モデルである "LONGSHOREMAN" は、直訳すると "近海漁夫" という意。
鴨猟用として作られたスモックジャケットで、湿地の泥対策で後着丈が長く、ジッパーも付属しない簡素な仕様となっています。
3クレスト期の個体ではありますが、その球数の少なさはヴィンテージバブアーの中でもトップクラスかと思います。
1991年に初めてリリースされましたが、その後数年で廃盤となった幻のモデルで、バブアー好きの方でしたら一度は手にしたい垂涎の逸品かと。
2004年に復刻はされたものの、フロントにブランド刺繍が施されたり・着丈が短くなっていたりと、ヴィンテージオリジナルの個体とは似て非なるものです。
バブアー唯一のプルオーバー仕様・一体型フード・ハーフボタンフライ仕様・カンガルーポケット等、バブアーとは思えない独特なディテールの数々。
採用されているワックスドコットンの厚さも、実にヘヴィーウェイト。
定番モデルであるビデイルの "6オンス" と比較しても、かなり厚手でタフな印象です。
カラーは "Bark(バーク)" に近い、ライトブラウン系カラー。
バブアーと言えば、セージグリーンやネイビーが代表的且つ定番カラーになりますが、こちらは希少なブラウン系カラー。
1990年代頃の "BEAUFORT(ビューフォート)" や "MOORLAND(ムーアランド)" に採用されているイメージが多いカラーですね。
また、肩の作りもラグランスリーブ仕様(一枚袖)となりますので、セットインスリーブと比較しても肩や腕が動かしやすく、機能性にも優れた仕立てとなっています。
一枚袖は袖の生地が重力に対して垂直に落ちる為、よりドロップショルダーとなり美しいシルエットに繋がっています。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きめのサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ・オイルムラ・ヴィンテージオイルドクロス特有の臭い等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
バブアー随一の希少モデル "LONGSHOREMAN"
数あるバブアーモデルの中でも、唯一無二のディテール・存在感を併せ持つ、マニア垂涎の逸品なのは間違いないでしょう。
現行とは比べ物にならない程のオーラを放つ、ヴィンテージバブアー。
それもヴィンテージバブアーを選んで頂く大きな要因の一つではないでしょうか。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。