1996AW、STONE ISLAND(ストーンアイランド)製『ガーメントダイ デタッチャブルフード ラグランスリーブコットンジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
STONE ISLAND(ストーンアイランド)とは、1982年にイタリアモデナ郊外のラヴァリーノで、伝説的デザイナーである "Massimo Osti(マッシモ・オスティ)" によって創設されたファッションブランド。
機能性・デザイン性を両立する、スポーツウェアを中心としたコレクションを数多く展開しています。
創業当初からミリタリーウェアの機能性・デザイン性に注目し、それらを "ファッションアイテム" として誰よりも早く昇華させました。
1989年には温度によって色が変化する、"Ice Jacket(アイスジャケット)" を開発し世界的に注目を浴びました。
ステンレススチールやブロンズといった規格外の素材を採用し、常に最新のスタイルを提唱しています。
またストーンアイランドの代名詞と言えば、"Garment Dye(ガーメントダイ)" でしょう。
ガーメントダイとは、1970年代初めにマッシモ・オスティ氏とC.P. Companyの仲間達が初めて生み出した染色プロセスに与えられた名称。
通常、事前に染色を施した布地を使用してウェアは仕立てられますが、当プロセスでは白や未染色の布地を使用し、ウェアを完全に仕立てた後に最終段階として染色が行われます。
長年の研究によって誕生した "60,000色" にも及ぶ染色技術は、他ブランドを寄せ付けない圧倒的な技術となります。
更に異なる組成を同時に染色し、それぞれの組成に別々の化学的アプローチを働きかけることで "トーン・オン・トーン" の印象的なカラーに染め上げる "Double Dye in a Single Bath" という手法を駆使しました。
この手法によってマッシモ・オスティは更に注目を集める事となります。
他にもマッシモ・オスティが手掛けるブランドとして有名なのが、『C.P.Company(シーピーカンパニー)』・『Boneville(ボネヴィル)』・『Left Hand(レフトハンド)』が挙げられます。
そんなストーンアイランドより、世界初の染色技術である "ガーメントダイ" が施され、1996AWにリリースされた1着のご紹介です。
圧倒的な存在感を放つガーメントダイに加え、ブランド独自のファブリックである "RASO GOMMATO" が目を惹く1着。
色こそ良い意味で奇抜ですが、ディテールに関しては至ってシンプル。
着脱式のフード・中部に配置されたスラッシュジップポケット・サイドベンツ仕様等、必要最低限のディテールで、機能性に優れた1着に仕上がっています。
袖口には、調整可能なベルクロ仕様のタブが付属しており、フィット感を自在に調整出来る仕様となっています。
襟には、ベルクロ仕様のチンストラップも付属していますので、襟を立ててのご着用も可能です。
襟を立てて着用したその雰囲気は、何にも変えられない、只者ならぬ雰囲気を纏う事が出来るでしょう。
また、スーツジャケットにも採用されている "サイドベンツ" を有しており、これらはジップファスナーで開閉が可能となっている為、着用用途によって使い分けが出来る仕様に。
動きやすさは勿論の事、エレガンスを纏う事が出来るでしょう。
前合わせには、ジップファスナーとボタン留めでの比翼式の二重構造が採用。
ジップスライダーには、無刻印ジップが採用されています。
更に、1990年代頃まで採用されていた、アーカイブアイテムの代名詞とされる "Green Edge(グリーンエッジ)" のディテールが見られる、ウインドローズパッチが付属。
グリーンエッジとは、バッチの外枠がグリーンカラーで施されており、市場では高値で取引されている希少な物となります。
当個体は "コットン100%" 生地を採用しており、経年変化によって、天然繊維特有の風合いを感じられるのも嬉しいポイントですね。
着用シーズンを選ばない生地感となっていますので、通年お使い頂ける1着かと思います。
採用されているコットン生地に、先述にもあった世界初の染色技術である "ガーメントダイ" を施す事によって、色の深み・鮮やかさが際立ち、素材そのものの特徴が最大限引き出されています。
また、ストーンアイランドの代表的なファブリックの一つである "RASO GOMMATO(ラソ・ゴマート)" が採用されている点も、当個体の特徴と言えるでしょう。
ラソ・ゴマートとは、ブランド初期に当たる1984年に発表された後採用された、ブランドの礎ともなる代表的なファブリック。
ミリタリー由来のコットンサテン生地に、ポリウレタンコーティングを施した生地で、高い耐久性と防水性を備えているのが最大の特徴です。
カラーは、エネルギッシュさと温かみを兼ね備えたレッドオレンジカラー。
レッドの情熱とオレンジの陽気さが絶妙に溶け合った様な鮮やかなトーンは、視線を引きつけながらもどこか柔らかく、日常にすっと馴染むナチュラルな華やかさを演出。
アクセントカラーとしては勿論、主役アイテムとして1枚でスタイリングを完成させられる力強さも兼備しています。
ガーメントダイによる微妙な色ムラやグラデーションが、ジャケット全体に奥行きと立体感を与えており、光の加減によって様々な表情を見せてくれます。
ガーメントダイを施したアイテムを初めて身に着けてみると、神秘的な力によって美しさを増しているような印象を受ける事でしょう。
言葉では表現し難い、鮮やかさ・存在感を放っています。
正にストーンアイランドらしい染色が成された1着で、ストーンアイランドでしか体感出来ない1着でもあるかと。
個人的には、左袖のウインドローズパッチは外し、サラッとシンプルに羽織って頂くくらいが格好良いかと思います。
また当個体は、お探しの方も多いであろう "イタリア製" の個体。
後年になると本国イタリア製ではなくなってしまう個体も多くありますので、イタリア製に拘る方にはお勧めです。
腕周りの可動域を広げる "ラグランスリーブ" 仕様というのも嬉しいポイント。
オーバーサイズで着用してもショルダーラインに沿って生地が落ちてくれますので、綺麗なシルエットでのご着用が可能となっています。
サイズ表記は "M"
日本サイズで "L ~ XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
袖先がベルクロ仕様となっている為、小柄な体型の方でも袖が溜まるシルエットでのご着用が可能かと。
汚れ・擦れ・剥がれ・ジップスライダー欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
1996年にマッシモ・オスティ本人がデザインから離れ、後任であるポール・ハーヴェイによって繰り出された、"Green Edge" を有する当個体。
所謂 "オスティ期" の個体ではないものの、ストーンアイランドらしい、シンプルながらも洗練されたデザイン美は健在です。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
ストーンアイランドがお好きなコレクターの方でしたら垂涎の逸品かと思いますので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。