推定2000年代頃、DOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)製『ラムスキンレザーブルゾン』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
DOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)とは、1985年にデザイナーである "Domenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)" と "Stefano Gabbana(ステファノ・ガッバーナ)" の2人によって立ち上げられた、イタリアを代表する世界的ラグジュアリーブランド。
グループ公式の社内文書でも『1985年創設』『創業者2名がブランド活動の創造的・様式的源泉である』と明記されており、名実ともに "二人の美学" がそのままブランドの核になっています。
彼らの歩みは、単なる "流行の提供" ではありません。
メトロポリタン美術館の解説では、二人は1982年に自身の活動を始め、1985年のミラノ・ショーで『New Talents』として注目を得た事が触れられています。
つまり、当初からドルチェ&ガッバーナは、モードのど真ん中で評価されながらも、イタリアの官能と生活感を同じ熱量で服へ落とし込むという、独自の立ち位置を築いていったと言えるでしょう。
このブランドの最大の魅力は、相反する要素である、"聖と俗 / クラシックと挑発 / 仕立てとフィクション" を、一つの "イタリア像" として成立させる統合力にあります。
例えば近年のオートクチュール(Alta Moda)の文脈でも、彼らのコレクションがシチリアの黒・レース・刺繍・バロック・コルセットといった語彙で語られる様に、ルーツ(血と土地)を様式へ昇華する力が突出している。
つまり、派手である以前に、物語の密度が濃いのです。
そして、ドルチェ&ガッバーナが "メゾン" として強いのは、華やかさだけでなく、プロダクトとしての骨格を持っている点。
1990年には初のメンズコレクションを発表し、女性像だけでなく男性像もブランドの世界観として確立していきます。
彼らが作るメンズは、単なる端正さではなく、黒を基調とした色気や、イタリア的な身体観を帯びているのが特徴で、後のメンズ・ラグジュアリーの気分にも大きく影響を与えてきました。
また、ドルチェ&ガッバーナは一時期、メインライン(DOLCE & GABBANA)とは別に、より若く都会的な提案を担うセカンドラインである『D&G』を展開していました。
D&Gは1990年代に立ち上げられ、2011年にはブランド側がD&Gラインを終了し、メインラインへ統合する方針を公式に認めています。
結果として2012年以降は、ドルチェ&ガッバーナへ一本化され、"二つの人格" を一つの強度へ纏め直した形になります。
要するにドルチェ&ガッバーナとは、イタリアの伝統や土地の温度を、単なる懐古ではなく "現代のラグジュアリー" へ変換するブランドと言えるでしょう。
そんなドルチェ&ガッバーナより、極上のラムスキン生地で仕立てられた一着のご紹介です。
"レザー = 重い・硬い" という先入観を、気持ち良く裏切ってくれるタイプの子。
ラグジュアリーブランドならではの極上のラムスキンで仕立てられており、掌に吸い付く様な滑らかさと、羽織りの様に軽い着用感を両立した一着となっています。
当個体の見所が、右肩のみに配された "ガンパッチ" の様なディテール。
均整をあえて崩す片側アクセントが、ミリタリー由来のニュアンスを加え、甘さに振れがちなブラウンレザーをぐっと引き締めます。
そしてレザーブルゾンでは珍しい、ボタンダウン仕様の襟元。
襟先が収まりよく固定される事で、無骨さよりも端正さが前に出る。
この "育ちの良さ" が当ブランドらしい落とし所ですね。
ウエスト部には、2点のボタン留めによるフラップポケットを左右に配置。
容量のあるポケットが視覚的な "重心" になり、短丈ブルゾン特有の軽さを程よく中和。
ミニマルで普遍的、それでいて実用性も確保した好バランスです。
前合わせは、ボタン留めによる開閉式。
ジップの主張に頼らず、艶と陰影で魅せる構成なので、ニットやシャツの上からさらっと羽織っても様になるでしょう。
首元内側には "DOLCE & GABBANA" のブランドラベルが付属し、タグ内に "MADE IN ITALY" の表記も確認出来る点からも、当個体が本国イタリア生産である事も読み取れます。
更に、チェーン × プレートのハンガーループまで備わり、見えない所に "格" が残る仕様は、流石ラグジュアリーブランドと言った所でしょうか。
シルエットは、ブルゾンらしいコンパクトさを軸にしつつ、裾と袖先をリブニットで引き締めたバルーン寄りの丸み。
小柄な体型の方でも袖先がリブでしっかり止まり、手元に "溜まり" が生まれる為、レザーでも抜け感のあるスタイリングが成立します。
当個体は、ラグジュアリーらしい上質な "Lambskin(ラムスキン)" を採用。
生後1年未満の子羊革ならではの、きめ細かな銀面と "とろみ" のある触感が魅力で、革でありながら布帛の様にしなやかに落ちるドレープ感を備えています。
牛革に比べて繊細な分、身体の動きに沿って早い段階で馴染み、着用を重ねる程に表面の艶が澄み、奥行きのある光沢へと育っていくのも醍醐味と言えるでしょう。
カラーは、赤みを僅かに潜ませたブラウンカラー。
単なるダークブラウンでは括れない、赤銅を溶かした様な "温度" のある色調。
ラムスキン特有の滑らかな艶めきが光を拾う度、カカオ ~ マホガニーの間を行き来する様に濃淡が揺らぎ、角度で表情が変わります。
落ち着きの中にほのかな色気が差し、コーディネートに静かな存在感だけを残す。
そんな絶妙なブラウンカラーが魅力です。
シンプルで一生使える上質なレザーアイテムをお探しの方にはピッタリな逸品です。
サイズ表記は "50"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
変色・汚れ・剥がれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
数あるイタリアンラグジュアリーの中でも、官能と端正さを同居させた "物語の密度" で別格の存在感を放つ "DOLCE & GABBANA"
二人の美学がそのままプロダクトへ落とし込まれるからこそ、シンプルな一着にさえ『格』が滲みます。
掌に吸い付く様な滑らかさと、驚くほど軽い着用感。
ベースはシンプルながらも、各部ディテールや色遣い等、細部への拘りはやはりラグジュアリーブランドならでは。
流行り廃りなく "上質なレザーを一生モノとして" 探していた方は、この機会を是非お見逃しなく。