2006AW、STONE ISLAND(ストーンアイランド)製『ガーメントダイ リノフラックス ダッチロープジャケット』になります。
STONE ISLAND(ストーンアイランド)とは、1982年にイタリアモデナ郊外のラヴァリーノで、伝説的デザイナーである "Massimo Osti(マッシモ・オスティ)" によって創設されたファッションブランド。
機能性・デザイン性を両立する、スポーツウェアを中心としたコレクションを数多く展開しています。
創業当初からミリタリーウェアの機能性・デザイン性に注目し、それらを "ファッションアイテム" として誰よりも早く昇華させました。
1989年には温度によって色が変化する、"Ice Jacket(アイスジャケット)" を開発し世界的に注目を浴びました。
ステンレススチールやブロンズといった規格外の素材を採用し、常に最新のスタイルを提唱しています。
またストーンアイランドの代名詞と言えば、"Garment Dye(ガーメントダイ)" でしょう。
ガーメントダイとは、1970年代初めにマッシモ・オスティ氏とC.P. Companyの仲間達が初めて生み出した染色プロセスに与えられた名称。
通常、事前に染色を施した布地を使用してウェアは仕立てられますが、当プロセスでは白や未染色の布地を使用し、ウェアを完全に仕立てた後に最終段階として染色が行われます。
長年の研究によって誕生した "60,000色" にも及ぶ染色技術は、他ブランドを寄せ付けない圧倒的な技術となります。
更に異なる組成を同時に染色し、それぞれの組成に別々の化学的アプローチを働きかけることで "トーン・オン・トーン" の印象的なカラーに染め上げる "Double Dye in a Single Bath" という手法を駆使しました。
この手法によってマッシモ・オスティは更に注目を集める事となります。
他にもマッシモ・オスティが手掛けるブランドとして有名なのが、『C.P.Company(シーピーカンパニー)』・『Boneville(ボネヴィル)』・『Left Hand(レフトハンド)』が挙げられます。
そんなストーンアイランドより、世界初の染色技術である "ガーメントダイ" が施され、2006AWにリリースされた1着のご紹介です。
当個体では、ストーンアイランドではお馴染みの "Lino Flax(リノフラックス)" 混紡生地を採用。
リネンの原材料である "Flax(亜麻)" を主とし、僅かにポリアミドを混紡させることによって、リネン特有の光沢感や軽さは勿論、合成繊維特有の強度も兼ね備えるファブリックとなっています。
そのリノフラックス生地に、先述にもあった世界初の染色技術である "ガーメントダイ" を施すことによって、色の深み・鮮やかさが際立ち、素材そのものの特徴が最大限引き出されています。
ガーメントダイを施したアイテムを初めて身に着けてみると、神秘的な力によって美しさを増しているような印象を受けることでしょう。
言葉では表現し難い、鮮やかさ・存在感を放っています。
圧倒的な存在感を放つガーメントダイですが、アイテムとしてのデザイン性は至ってシンプル。
スナップボタン式のフラップポケットが、胸部・裾部に2つずつ配置・各袖先にはボタン留めによるタブが付属するディテールは、各国のミリタリージャケットを彷彿とさせます。
ミリタリーウェアをファッションアイテムとして昇華する、ストーンアイランドらしい1着ですね。
また当個体は "Dutch Rope" と呼ばれ、付属のロープ(紐)によってライナーが着脱可能なディテールを兼ね備えている、ストーンアイランドでも定番且つ人気の1着。
ライナーが付属する事によって、夏以外の3シーズン着用可能なのも嬉しいポイントですね。
シェルの前合わせには、ジップファスナーとスナップボタンでの比翼式の二重構造が採用。
ジップスライダーには、"YKK" 社製ジップが採用されています。
反対にライナーの前合わせは、ボタン留めによる開閉式となっています。
ダークトーンのアイテムですので、スタイリングに取り入れやすいのは勿論ですが、ストーンアイランドが誇る生地の魅力も存分に楽しめる1着かと。
サイズ表記は "M"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
スナップボタン損傷等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
1996年にマッシモ・オスティ本人がデザインから離れ、後任であるポール・ハーヴェイによって繰り出された当個体。
所謂 "オスティ期" の個体ではないものの、ストーンアイランドらしい、シンプルながらも洗練されたデザイン美は健在です。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
ストーンアイランドがお好きなコレクターの方でしたら垂涎の逸品かと思いますので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。