2013年支給、イギリス空軍『MK4 ゴアテックス コールドウェザー フライングジャケット』になります。
イギリス空軍(Royal Air Force = RAF)とは、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の空軍部門であり、世界で最も古い独立空軍として1918年に創設されました。
その設立は第一次世界大戦の最中、陸軍航空隊(RFC)と海軍航空隊(RNAS)を統合する形で行われ、以後『制空権の確保』という概念を先駆けて具現化した存在として、軍事航空の在り方を世界に示しました。
第二次世界大戦では、RAFは "Battle of Britain(バトル・オブ・ブリテン)" において大規模な空中戦を展開し、ナチス・ドイツによる本土侵攻を阻止。
この戦いは、空軍単体によって国家存亡の危機を退けた歴史的事例として、今なお語り継がれています。
戦後も冷戦期を通じて核抑止戦力の一翼を担い、フォークランド紛争・湾岸戦争・コソボ紛争・アフガニスタン戦争などにおいても、その航空作戦能力を発揮。
また、無人機運用・サイバー空間への対応など現代的能力の強化も進められており、常に進化し続ける空軍として評価されています。
現在のRAFは、戦略爆撃機 "タイフーン" や輸送機 "アトラス" 、早期警戒機 "センチネル”、空中給油機 "ヴォイジャー" など多様な機材を保有し、NATO及び国連主導の任務において、即応性と多様性を兼ね備えた航空部隊として、国際安全保障における重要な地位を占めています。
そんな世界で最も古い独立空軍として名を馳せるイギリス空軍より、ヨーロッパミリタリーの定番アイテムである "MK4 GORE-TEX Cold Weather Flying Jacket" のご紹介です。
"MK4 GORE-TEX Cold Weather Flying Jacket" は、約50年間にわたり標準装備として採用された英国王立空軍の正規フライトジャケットである "MK3 Cold Weather Aircrew Jacket" の後継モデル。
2010年より切り替えが進められたと言われており、従来のMK3(綾織りコットン素材)に替えて、より高性能な "GORE-TEX(ゴアテックス)" 素材に変更されました。
空軍仕様ならではの実用性と、細部まで配慮の行き届いた設計が随所に光る、極めて完成度の高いミリタリージャケットと言えるでしょう。
首元にはチンストラップを装備し、防風性を高めると同時に、立ち襟にして着用する事で無骨な雰囲気を強調するアレンジも可能です。
また、収納式のフードを内蔵した後襟のジップ構造となっており、天候の急変にも対応出来る機能的ディテールでありながら、外見にはそれを感じさせないスマートな仕上がりに。
肩部には、ミリタリーらしいエポレット(階級章ループ)が付属。
ウエスト部に斜めに切られたハンドウォーマーポケットはジップ仕様となっており、手を温めるだけでなく貴重品の収納にも対応。
利便性と防犯性のバランスが取れた設計です。
更に、左袖にはペンポケットが縫い付けられており、空軍ユニフォームならではの機能性を象徴するディテール。
前合わせにはDリングが付属し、ボタン留めとジップファスナーによる二重構造を採用。
二重構造の設計は、防風性と耐久性の高さを誇り、外気の侵入をシャットアウトさせる理に適った設計となっています。
ジップスライダーには "YKK" 社製のメタルジッパーが採用され、滑らかな動作と耐久性を両立。
内側には、官給品の証ともなるラベルも綺麗に残っています。
タグ内に "NOV 2013" という表記も確認出来る事から、2013年11月に支給された個体となります。
短めに設計された着丈と、適度にワイドな身幅との対比がもたらす、メリハリのある輪郭。
肩周りにはゆとりを持たせつつも、裾にかけて自然と絞られたラインが形成されており、全体に無駄な膨らみを感じさせません。
袖周りは、腕の可動域をしっかり確保した立体構造。
袖口に配されたベルクロストラップでフィット感を自在に調整でき、インナーのボリュームに応じて着用バランスを最適化する事が可能です。
身頃のラインはあくまで直線的ながら、随所に施されたパターンの工夫によって、着た際には自然な立体感が生まれる構造。
腰位置を高く見せる効果もあり、スタイリングに取り入れた際にはスタイルアップを叶えてくれる事でしょう。
生地は、当個体最大の特徴とも言える "GORE-TEX(ゴアテックス)" 生地を採用。
ゴアテックスとは、防水・透湿・防風の三要素を極限まで高めた高機能素材。
表面からの雨風を完全に遮断しつつ、内部の湿気は逃がす為、悪天候下でも常に快適な着用環境を維持します。
その圧倒的な防護性と快適性から、世界中の軍用ウェア・アウトドアウェアに採用されるこの素材は、信頼の証でもあります。
生地表面は、極めて目の細かいグリッド状の織り柄が見受けられる高密度仕様。
この織り構造が耐摩耗性を高めつつ、重厚感ある佇まいと滑らかな手触りを両立。
カラーは、MK3とはまた異なる印象のオリーブグリーンカラー。
単調に見えがちなミリタリーグリーンとは一線を画し、光の当たり方や角度によって微細なニュアンスを宿します。
見る者に静かな迫力を与えるこのトーンは、無骨でありながらも都市的で洗練された印象を併せ持ちます。
素材と色が生み出す、機能美と静謐さの共鳴。
アウトドアやミリタリーというジャンルを超えて、現代のファッションシーンにも自然と馴染む、完成度の高い佇まいを放っています。
マットな質感のオリーブグリーンカラーがゴアテックス特有の機能美を引き立て、ミリタリーの無骨さと現代的な洗練さが見事に共存しています。
サイズ表記は "5"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
汚れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
数あるミリタリージャケットの中でも、現代的機能と歴史的背景が見事に融合した傑作 "MK4 GORE-TEX Cold Weather Flying Jacket"
従来モデルである "MK3" の完成度を受け継ぎながら、防水・防風・透湿性を飛躍的に高めた "GORE-TEX" 素材へのアップデートにより、実用性と快適性が格段に向上。
RAF(英国空軍)という伝統的なバックボーンを持ちながらも、都会的な洗練を纏ったシルエットと質感は、もはやミリタリーの枠を超え、現代ファッションの一線に立つ存在感を放っています。
本物志向のミリタリーウェアをお探しの方は、この機会をどうぞお見逃しなく。