推定40年代頃、ベルギー製『プリントモールスキン プリズナーパンツ』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
同時入荷する《 Belgium Vintage Printed Moleskin Prisoner Jacket 》とセットアップで見つかった、完全初見の珍しい1着となります。
ディーラー曰く、ミリタリープリズナーかどうかは不明だけど、プリズナー用として着用されていた物で間違いないとの事です。
プリズナーパンツらしく不必要なディテールは削ぎ落とされた、シンプル且つ簡素な佇まいが特徴的な1着となります。
同年代のワークパンツでは付く事が当たり前なディテールである、ハンドポケットも付かない仕様。
ポケットが付かない理由としては、当時囚人が危険物を隠さない様にする為だと思われます。
右大腿部のみにポケットが配置されている、アシンメトリーなデザインも目を惹くポイントですね。
当個体では、同年代のフレンチワークウェアでも希少ファブリックとして知られる "Printed Moleskin(プリントモールスキン)" 生地を贅沢に使用。
プリントモールスキンとは、その名の通り、モグラの肌の様な生地感という事から名付けられた "Moleskin" 生地に、細かいピッチのストライプ柄がプリントされた生地となります。
同年代のベルギー・フランスでも、僅かなアイテムにしか採用されていない希少な生地となっていますので、探されている方も多いかと。
生地感に関しては通常のモールスキンと同様で、コットンとは思えない滑らかな肌触り・生地の厚さがあります。
その秘密は "糸の織り方" にあります。
モールスキンは "繻子織り" という糸の織り方から成される生地となります。
繻子織りとは、経糸・緯糸を5本以上から構成される織物組織(三原組織)の1つとされ、糸の浮きが非常に少なく、経糸または緯糸のみが表に表れている様に見えます。
密度が高く、生地が厚く、柔軟性に長け、滑らか、光沢感が強いのが特徴。
そんな高密度に織った、地厚で柔軟性に優れているモールスキンだからこそ、ワークウェアという過酷な環境下で働く人々の労働着として採用されていたのでしょう。
コーデュロイ・ウール等の冬生地になると着用シーズンが限られてしまいますが、モールスキン生地になると年間を通して着用出来ますので、幅広い活躍が期待出来るかと。
ダークトーンのアイテムになりますので、発色の良いカラー物は勿論、同系色のアイテムで合わせたスタイリングでも綺麗に纏まってくれます。
シルエットは、ワークパンツと同様にストレートシルエット。
ストレートシルエットは、足を美しく長く見せる効果があり、体型を問わず美しいラインを演出。
このシルエットは、モダンな印象とクラシカルな趣を併せ持ち、フォーマルな場面からカジュアルなシーンまで幅広く対応出来ます。
ベルトループ・シンチバック共に付いていない個体となりますので、サスペンダーで吊って穿いて頂く形となります。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
汚れ・擦れ・ボタンの付け替え・欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
希少生地に当たる "Printed Moleskin" で仕立てられた当個体。
完全初見の1着となりますので、その希少性は言うまでもないかと思います。
サイズが合えば、是非ともセットアップでお迎え頂きたい逸品です。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約が出来ません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、珍しいアイテムがお好きな方はこの機会をお見逃しなく。