推定40年代頃、Vulcain(ヴァルカン)製『ブラックモールスキン ワークジャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
フレンチワークウェアブランドの中でも、銘ブランドの呼び声高い "Vuicain(ヴァルカン)"
ヴァルカンに関しては、創業者や創業年等の正確な情報は不明ですが、フランスの古都リヨンで創業された老舗ワークウェアブランドとなります。
創業地である "Lyon(リヨン)" と言えば、17世紀から続く織物の聖地。
当時各地から多くの織工や職人が集まり、街全体が "手仕事の力" で動いていたと考えれば、当ブランドも徹底的なモノづくりへの拘りがあった事でしょう。
また、ブランド名である "Vulcain" は、古代ローマの鍛冶神である "ウルカヌス(Vulcanus)" に由来されていると噂されています。
確かにウルカヌスは工芸や技術の守護神として尊敬されており、力強さと実用性を象徴するこの名に相応しく、頑丈で機能的な作業着を製造していた事が伺えます。
そんな歴史あるワークウェアブランドである "Vulcain" より、フレンチワークウェア不動の定番アイテムである "ブラックモールスキンジャケット" のご紹介です。
当個体に関しては、フレンチヴィンテージの大定番生地である "Moleskin(モールスキン)" を使用した1着。
その名の通り、モグラの肌のような生地感からこのように名付けられたと言われています。
触って頂くと分かりますが、コットンとは思えない滑らかな肌触り・生地の厚さがあります。
その秘密は "糸の織り方" にあります。
モールスキンは "繻子織り" という糸の織り方から成される生地となります。
繻子織りとは、経糸・緯糸を5本以上から構成される織物組織(三原組織)の1つとされ、糸の浮きが非常に少なく、経糸または緯糸のみが表に表れている様に見えます。
密度が高く、生地が厚く、柔軟性に長け、滑らか、光沢感が強いのが特徴。
そんな高密度に織った、地厚で柔軟性に優れているモールスキンだからこそ、ワークウェアという過酷な環境下で働く人々の労働着として採用されていたのでしょう。
当個体はブルーモールスキンよりも更に球数が少なく希少な、ブラックモールスキンを贅沢に使用した1着。
ブラックカラーという汎用性の高さから、探されている方も多いのではないでしょうか。
当時実際にワークウェアとして使用されていましたので、機能性も申し分ありません。
年代・ブランド・状態問わず、ブラックモールスキンを使用したワークジャケットは球数が少なく希少性の高いアイテムとなります。
更にヴァルカン製となれば尚更でしょう。
大きくラウンドした丸襟・Aラインシルエット・アーチポケットと、人気のディテールも兼ね備えています。
特に特徴的なのが、ヴァルカン製を象徴とする "アーチ状" のポケットヘム。
これがヴァルカン製ワークウェアの真髄であり、皆が追い求めている理由でしょう。
1950年代頃の個体では、既にアーチ状のヘムではなくなっていますので、このディテールを謳歌出来るのもこの年代の個体ならでは。
細かな違いのディテールではありますが、定番アイテムこそ細部まで拘るべきだと個人的には思います。
また内側には、ヴァルカン製特有となる、黒地に黄色の "刺繍タグ" が付属。
古い年代を象徴する刺繍タグが付いた個体は、お探しの方も多いのではないでしょうか。
ヴァルカン製のアイテムとなれば、フレンチワークウェアでも一目置かれる存在。
その価値は他のブランドよりも高く、古い年代であればある程、希少価値は高まります。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
汚れ・擦れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
年代・ブランド・コンディションに関係なく、ブルーモールスキンよりも市場に出回る機会の少ない "Black Moleskin"
特にヴァルカン製且つアーチポケットを有する個体は、国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品です。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても 申し分ない1着。
ブラックモールスキンジャケットの中でも、特別な1着となりますので、 珍しいアイテムがお好きな方はこの機会をお見逃しなく。