1940年支給、ナチ党青年組織(ヒトラーユーゲント)『ダブルブレスト モーターサイクルレザージャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
ヒトラーユーゲント(Hitler-Jugend = HJ)とは、ナチス・ドイツ時代、ナチ党の青年組織で、起源は1922年まで遡りますが、正式には1926年に設立されたと言われています。
この組織は、ドイツの少年達をナチスのイデオロギーに従順な兵士として育てる事を目的としていました。
ナチスが1933年に政権を握ると、ヒトラーユーゲントは急速に拡大し、1933年末には230万人以上のメンバーを抱えるまでとなりました。
1936年には、ヒトラーユーゲントがドイツ国内の唯一の合法的な青年組織とされ、1939年には10歳から18歳の全てのドイツ人が、加入を義務付けられる様になったそう。
具体的には、10 歳から14歳の少年がドイツ青年団を結成し、14 歳から18歳の少年がヒトラー青年団を結成。
ヒトラーユーゲントの活動は、ナチスのイデオロギーを子供達に浸透させる事を目的としており、メンバーは軍事訓練・スポーツ・音楽教育を通じて、将来の兵士としての役割に備えさせられました。
軍事的側面がある反面、非軍事的側面も兼ね備えていた組織である為、完全な軍事組織とは言えませんが、その性質と活動の多くは軍事的な訓練や準備に焦点を当てていたとされています。
少年達は軍事教練・戦術訓練・武器の取り扱いなどの訓練を受け、第二次世界大戦中では、成人男性が戦線に出ていく中、ヒトラーユーゲントのメンバーは都市の防衛や重要施設の警備などを担ったそう。
1945年のドイツの敗北に伴い、ヒトラーユーゲントは事実上解散しましたが、多くの元メンバーは戦後もナチス思想の影響から抜け出すことが困難で、その影響力はドイツ社会全体に深い爪痕を残しました。
総括すると、ヒトラーユーゲントは軍事的な要素が強い一方で、完全な軍事組織と呼ぶことは適切ではなく、政治的・教育的な側面も併せ持つ組織でした。
そんなヒトラーユーゲントより、第二次世界大戦中のモーターサイクル部隊の制服として支給・着用されていたと思われる "Double Breasted Motorcycle Leather Jacket" のご紹介です。
存在感のある大きなテーラード仕様の襟・・両ウエスト部に配置された縦型ハンドウォーマーポケット・両裾部に配置されたフラップポケット等、漢の浪漫が詰まった好ディテールの1着。
また背面には、弧を描く様なカッティングがされていたり、ウエスト部のフィッティング調整の為のマルタンガル仕様のバックベルトが施されていたりと、理に適い自然に出来上がったディテールの数々も見られます。
風の侵入を防ぎ、保温性を高める為に高めに設計された、チンストラップ付きの襟仕様ですので、襟を立てて着用しても格好良いかと思います。
チンストラップが付いているのと、付いていないのとでは雲泥の差。
襟を立てて着用した時の高揚感・雰囲気は別格です。
内側には、支給年等の記載がされたスタンプも確認が出来ます。
スタンプ内に "1940" の文字が確認できる為、当個体は1940年に正式に支給されていた物と思われます。
経年によって革の表面が擦れ、既に色斑が出来ており、雰囲気は抜群。状態良好のレザージャケットも勿論良いですが、ここまでやれた雰囲気のレザージャケットもヴィンテージならでは。
"漢臭いレザージャケット" という言葉がピッタリな、正に漢の浪漫が詰まりに詰まった1着なのではないでしょうか。
レザーの生地が硬く敬遠されている方が多くいるかと思いますが、その心配は無用。既に身体に吸い付くような柔らかいレザーの革質となっていますので、着やすさは抜群です。
ファッションアイテムとしてではなく、リアルモーターサイクルウェアとしての確固たる威厳が、当個体からヒシヒシと伝わって来ます。
是非とも当時の "リアルウェア" を肌で感じて頂きたいです。
ファッションアイテムとしてのタウンユースは勿論、本来の使用用途であるモーターサイクル用でのご着用もお勧めします。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "XL ~ XXL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
汚れ・褪色・色斑・擦れ・ほつれ・割れ・剥がれ等、全体的に使用感が感じられるコンディションにはなりますが、ヴィンテージの雰囲気を存分にお楽しみ頂けるかと。
当ショップとしては、そのまま着用する事をお勧めしますが、ダメージが気になる方はリペアを施しても良いかと思います。
近年特にドイツ軍のアイテムが注目されている印象ですが、元々ドイツ軍関連のアイテムは歴史的な背景も含め現存する個体が非常に少なく、需要に対しての供給が追いついていない様にも思えます。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ軍ですので、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
当ショップでも滅多に入荷しない希少なアイテムとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。