推定40年代、ドイツ武装親衛隊『ウィンター シープスキンファーベスト』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
ドイツ武装親衛隊(Waffen-SS)とは、国民社会主義ドイツ労働者党の親衛隊における武装組織であり、ドイツ国防軍の反逆、あるいは国内の騒乱から自身及び党を守らせる為に設けた、軍でもなく警察でもない、政治的に信頼できる親衛隊員から成るナチ党の武装組織。
武装親衛隊は戦争中に38以上の師団に成長し、ドイツ陸軍(Wehrmacht)、秩序警察(Ordnungspolizei)及び他の保安部隊と並んでサービスを提供。
元々、ナチス・ドイツの人種政策に従い、所謂『アーリア系』のみが加入を許されていましたが、1940年に規則が部分的に緩和され、1941年のソビエト連邦侵攻後は、『ヨーロッパ反ボルシェビズムの十字軍』というナチス・プロパガンダの一環として、外国人志願兵と徴兵兵士による部隊も編成されました。
武装親衛隊は、ナチスの人種イデオロギーに基づいており、特にポーランド人(ナチスによって "劣等" とみなされた)は部隊から排除されていたそう。
そんなドイツ武装親衛隊にて、冬季にユニフォームの上から着用するオーバーベストとして支給・着用されていたと思われる "Sheepskin Fur Vest" のご紹介です。
ドイツ軍でも、同類のフロントボタン留め型のジャケット・ベストを着用している資料が確認出来ていますので、当時のドイツ国内ではこの様なレザー製ベストを冬季に着用する事が主流だったのかと推測出来ますね。
当個体に関しては、前合わせがフロントボタン留めのタイプではなく、金属製のフック留めのタイプとなります。
ボディには "Sheep Skin(シープスキン)" を採用。
裏地には希少な "Real Fur(天然ファー)" が採用されている事により、二重防寒性を実現した、言わばベストの究極形と言っても過言ではないでしょう。
シープスキン(羊革)とは、生後1年以上経過した羊から作られる革。
革の中で最も軽さと柔らかさのある革で、他の動物の革と比較すると強度・耐摩耗性は低くなってしまいますが、肌に吸い付く様な革質は、身体へのフィット感に非常に優れています。
またReal Fur(天然ファー)は、動物の毛皮から作られた素材となり、主に動物の皮膚に生えている毛をそのまま利用したり、加工したりして作られています。
天然ファーは保温性が高く、豪華で上質な印象を与えることが多い為、高級な衣服に使用されることが一般的です。
現代では考えられない程に贅沢な生地を使用して仕立てられているのは、モノづくりに拘ったこの年代だからこそです。
アームホール・身幅共にたっぷりとした作りとなっていますので、ニットやスウェットの上から着用しても洒落ているかと。
存在感の強いアイテムになりますので、個人的にはシンプルに纏めて頂いて、アクセントとして着用して頂くのが良いかと。
本来は表革が表面にはなりますが、裏返しにして天然ファー側を表にして着用しても良いかと思います。
ご着用時の気分によって使い分けの出来る、2WAY仕様なのは嬉しいポイントですね。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
色斑・褪色・汚れ・擦れ・毛抜け・リペア跡等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
第二次世界大戦中のオリジナルアイテムになりますと、日本国内価格よりも海外価格の方が高い事が当たり前と言って良い程、ドイツ物は蒐集家から非常に高い支持を受けています。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ物ですので、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
国内においても滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。