推定50年代頃、ヨーロッパ製『ラディッシュブラウンコットン ショートスリーブシャツジャケット』になります。
時代背景と機能美を融合した、正に "実用服の原型" とも言える趣深い一着のご紹介。
襟元には、ラペル型の大振りなテーラードカラーを採用。
上品な印象を添えながらも、あくまで無骨な雰囲気を損なわないバランス感が秀逸です。
胸元には左右対称にフラップパッチポケットを備え、更に腰回りにもやや横寄りに配置された同型ポケットを搭載。
そのポジションと角度からは、サファリジャケットの影響を色濃く感じさせます。
背面ウエスト部には、ベルトループが両サイドに設けられており、本来は共布ベルトが通されていた構造。
当個体ではベルトが欠損しておりますが、ループの意匠自体がヴィジュアルのアクセントとなっています。
当個体は "コットン100%" 生地を採用。
目の詰まったキャンバス地の様な質感で、無骨ながらもどこか上品さを感じさせる風合い。
タフな素材感ながら、着込む程に身体に馴染み、味わい深い経年変化も期待出来ます。
カラーは、赤みの強いラディッシュブラウンカラー。
ただのブラウンでは表現しきれない、この色の深み。
赤土を思わせる様な "ラディッシュブラウン" は、温もりと力強さを併せ持った独自の存在感を放ちます。
粗めに織られたコットンキャンバス特有の凹凸が光の当たり方で陰影を生み出し、見る角度によって濃淡のグラデーションが浮かび上がります。
無骨で土臭い印象のサファリディテールに、ラディッシュブラウンの柔らかな色調を掛け合わせる事で、ハードさと温かみが同居する独特のバランスに。
主張しすぎず、埋もれもしない。
落ち着きの中に潜む "品のある異質さ" を演出する絶妙なカラーリングです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "S" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用頂けるかと思います。
生地特有のアタリ・ベルト欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと。
名も無きヴィンテージの中にこそ、時代と空気を映す "本物" が存在します。
当個体は、1950年代頃のサファリジャケットを彷彿とさせる希少な一着。
中でも、このラディッシュブラウンの色味は極めて珍しく、同型でこのカラーを見かける事は殆どありません。
一点モノの風合いをお探しの方は、是非この機会をお見逃しなく。