推定60年代頃、チェコスロヴァキア人民空軍『ズンプフムスターパターンカモフラージュ パラトルーパージャケット』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
現在はチェコ共和国とスロヴァキア共和国とに分裂して別々の国となっていますが、1918年〜1992年まではチェコスロヴァキア社会主義共和国(1918年〜1960年まではチェコスロヴァキア共和国)として存在していました。
そんなチェコスロヴァキア社会主義共和国時代に、チェコスロヴァキア人民空軍(CSLL)にて着用されていたと思われるのが当個体となります。
CSLL = "Československé Lidové Letectvo" の略称。
かなり特徴的な迷彩柄である、チェコスロヴァキア人民軍特有の "Sumpfmuster Pattern Camouflage" が目を惹く1着。
こちらの迷彩柄は、第二次世界大戦時のドイツ軍の沼地迷彩パターンの一種を模し、1948年に初めて導入されたとされています。
1950年代には、チェコスロヴァキア人民軍の一部の部隊で導入され、主に空挺部隊や偵察部隊で採用されていたと言われています。
ユニフォームとしての採用は殆ど無く、主に "Zeltbahn(ツェルトバーン)" と呼ばれる、二等辺三角形の個人用テントとして使用される事が多かったそう。
所有している資料では、イギリス軍のデニソンスモック型のパラシュートスモックが掲載されていますが、これらもかなり限定的な採用だったみたいです。
数ある迷彩柄の中でもトップクラスの希少性を誇る "Sumpfmuster Pattern Camouflage"
国内外問わず、現存する数が非常に少ない事から初見の方も多いのではないでしょうか?
恐らく日本国内でも、数えられる程しか流通していないかと思われます。
当個体に関しては、所謂 "Localmade(ローカルメイド)" と呼ばれる、工場で同パターンを大量生産する物ではなく、生地・パターン・仕立てまでを個人で調達し、生産した個体となります。
使用されているジッパーやステッチ等を考慮しても、恐らく1960年代頃に仕立てられた1着かと。
ショールカラー・エポレット・両胸に配置された2点留めフラップポケット・裾部に配置された縦型ハンドポケット・風の侵入を防ぐ袖部のリブ等、ミリタリーアイテムらしさを感じられるディテールが採用。
毒々しい迷彩柄のシェルに、随所に見られる異素材での切り替えしが、何とも秀逸で面白いデザインかと思います。
前合わせは、ジップファスナーによるジップアップ式。
ジップスライダーには無刻印ジップが採用されています。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "S ~ M" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。
小穴・破れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
ヨーロッパミリタリーの中でも、スペシャルカモフラージュに位置する当個体。
希少性はさることながら、ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
お金を出せば買えるような代物ではなく、今後入荷できるかも確約が出来ません。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても申し分ない1着。
国内においても滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。