【~80’s】Vintage Barbour "NORTHUMBRIA" 2 Crest Size.38

推定80年代、Barbour（バブアー）製『ノーザンブリア』になります。

Barbour（バブアー）とは、1894年にイギリス北東部サウスシールズで創業した英国発のアウトドアライフスタイルブランド。

現在こそタウンユース向けに多数のアイテムがリリースされていますが、元々は水夫・漁師などの港湾労働者のために、耐久性の高いオイルドクロスを提供したのが始まりとなっているワークウェア。

取得するのが困難とされている、英国御用達（ロイヤル・ワラント）を取得していることからも品質の高さは、今更言うまでもないでしょう。

現在ロイヤルワラントを認定できるのは、『エリザベス女王』・『エジンバラ公』・『チャールズ皇太子』の3人のみ。
ロイヤルワラントを認定されたブランドのみが、ロイヤルアームス（紋章）を掲げることが出来ますが、5年ごとに精査・更新される為、1度認定されても5年後に脱落する可能性もある厳しい世界。

そんなロイヤルワラントを3つも永続的に取得し続けてるバブアー。恐るべし。

今回ご紹介する物は、1982年〜1987年の期間のみ生産されていた、2クレスト期の個体となる "NORTHUMBRIA" となります。

数あるヴィンテージバブアーの中でも、玄人からの信頼が厚く随一の防寒性を誇るモデルである "ノーザンブリア"
その歴史は長く、初めて販売されたのは1979年と1クレスト期まで遡ります。

乗馬用モデルである "BEDALE" や、狩猟用モデルである "BEAUFORT" 等、使用用途によってモデル分けされているバブアー各モデル。

当モデルである "NORTHUMBRIA" に関しては、フィッシング・ハンティング等のあらゆるアウトドアシーンに対応するフィールドジャケットという用途で生産されています。

最大の特徴は何と言っても、バブアー随一の防寒性を誇る "生地の厚さ" ではないでしょうか。

定番モデルであるビデイル等に使用されている生地は、通常ミドルウェイトと呼ばれる "6オンス" の生地を使用して生産されています。
対してノーザンブリアに関しては、ヘヴィーウェイトと呼ばれる "8オンス" の生地を使用して生産されていますので、重厚感もあり非常に防寒性に優れている仕様。

またライニングには、ノーザンブリアのみで味わえる、ウール混紡のライニングが使用されていますので、保温性にも長けています。

正に冬型のバブアーモデルと言えるでしょう。

ディテールに関しては、定番モデルに当たる "BORDER" とほぼ同様。

機能性がバブアーの中でも最も充実していると言われており、縦型のハンドウォームポケット・大型のフラップポケットが付く仕様となっています。
また内側にも大型のポケットが配置されており、表裏共に収納力に特化していますので、軽量物でしたら問題なく持ち運び頂けるかと思います。

更に限られた期間・限られた個体にしか付かない、"YKK" 社製棒ジップを兼ね備えた希少な1着。
通常はリングジップとなっていますので、拘りのある方には嬉しいポイントではないでしょうか。

また1979年〜1985年までの期間に採用されていた "RUSTIC" カラーも、ノーザンブリアらしいカラー。
以降になると、廃盤までバブアーお馴染みの "SAGE" カラーへと転換していきますので、このカラーが楽しめるのも2クレスト期における、ヴィンテージノーザンブリアの醍醐味かと。

ヴィンテージバブアーという物としての魅了もありますが、タウンユースに適したミドル丈という、"ファッションアイテム" としての魅力もあるのではないでしょうか。
本国イギリスでもスーツの上から着用されているのが多く見られる事から、ビジネスシーンにおいても活躍するのは間違いないでしょう。

サイズ表記は "38"
日本サイズで "M" 程度に該当するかと思います。

実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。

ほつれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。

僅か5年生産の2クレスト期という希少性且つ、バブアー随一の防寒性を兼ね備えたモデルとなる "NORTHUMBRIA"

現行とは比べ物にならない程のオーラを放つ、ヴィンテージバブアー。
それもヴィンテージバブアーを選んで頂く大きな要因の一つではないでしょうか。

当ショップでも年代が古く、コンディションの良いヴィンテージバブアーの入荷は少ないので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。