1981年製、Burberrys(バーバリー)製『シングルラグラン バルマカーンコート』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
英国製。
希少な "一枚袖・コットン100%・緑玉蟲カラー" の個体となります。
Burberrys(バーバリー)とは、1856年にイギリス・ベイジングストークにて創業者である "Thomas Burberry(トーマス・バーバリー)" によって創業された、英国老舗ブランド。
1879年には農民が汚れを防ぐ為に服の上から羽織っていた上着をヒントに、"Gabardine(ギャバジン)" と呼ばれる耐久性・防水性に優れた新素材を発明。
1888年には特許を取得し、1917年まで製造権を独占しました。
1912年には現在でも大変人気のあるコートの一種でもある "Tielocken(タイロッケン)" の特許を取得。
1914年に勃発した第一次世界大戦では、軍部の要請により塹壕(トレンチ)での戦闘に合わせてタイロッケンコートに修正を加え、手榴弾・剣・水筒をぶら下げるD字型リングをコートに止め金として取り付けた "Trench Coat(トレンチコート)"を製造し、英国陸海軍に正式採用された過去を持ちます。
1901年には馴染みある『馬上の騎士』をモチーフとした、最初のロゴマークである "エクエストリアン・ナイト" が一般公募の末に誕生。
騎士が馬に騎乗する姿を描いたロゴマークは、ブランドのクラシックなイメージと品質への確固たる信念を表しています。
また騎士が掲げる旗には "Prorsum(前方へ)" の文字が描かれており、ブランドの進取の気性と革新への志向を象徴。
1924年には現在もバーバリーの商標登録されているチェック柄となる『バーバリーチェック』が初めてレインウェアの裏地として採用されました。
そんな約150年以上の歴史を持つバーバリーより、ベーシック且つ希少な "一枚袖" のディテールを兼ね備えた、バルマカーンコートのご紹介となります。
洗練されたデザインと機能美を兼ね備えた、クラシックでありながら現代の装いにも自然に馴染む1着。
当個体最大の特徴とも言えるのが、"一枚袖" 構造による肩周りを含めたシルエットの美しさ。
通常、ラグランスリーブには上部と脇下の2箇所に縫い目が入る "二枚袖" が主流ですが、一枚袖は1枚の布で腕を包み込む為、縫い目が脇下の1点のみ。
この構造により、生地が肩から滑らかに落ち、重力に従って自然に垂れる事で、非常に綺麗なドロップショルダーのシルエットを形成します。
また、ジャストサイズでもオーバーサイズでも不自然な膨らみが出にくく、体型を問わず美しく着られる点が、一枚袖ならではの魅力です。
一枚袖の個体は、ヴィンテージバーバリー市場でも "全体の1%程" とも言われる希少性を誇り、お探しの方も多いディテールかと思います。
前合わせは、比翼仕立てのボタン留め構造を採用。
ボタンを隠す事で、全体の印象をスッキリと洗練されたものに仕上げるだけでなく、風の侵入を防ぎ、ボタンを外的要因から保護するという機能性も兼ね備えています。
襟元にはスタンドカラー仕様を可能とするボタン・ボタンホールが配置されており、気分に応じて襟を立てたスタイルもお楽しみ頂けます。
襟を立てて着用した際の雰囲気や高揚感は、他のコートでは味わえない独特の魅力を持ちます。
首元内側には "MADE IN ENGLAND" の表記が施されたブランドタグが付属しており、誇り高き本国イギリス生産を証明。
生地には、バーバリーが誇る "コットン100%" のギャバジン生地を採用。
高密度に織り上げられたギャバジン特有の緻密な織り目と程良い艶感は、手に取った瞬間にその質の高さを実感出来るかと思います。
現在ヴィンテージ市場に流通しているバーバリーコートの多くは、コットンとポリエステルの混紡生地が主流。
それに対し、こちらの様なコットン100%の個体は極めて流通量が少なく、年々入手が難しくなっているのが現状です。
混紡生地に比べ、コットン100%はしっかりとしたハリ感を持ち、上品で重厚な佇まいを演出。
天然繊維ならではのマットな質感が、落ち着きと深みのある表情を見せてくれます。
また、着用と洗いを繰り返す事で現れる独特の "アタリ" や "パッカリング" といった経年変化も、コットン100%ならではの大きな魅力。
使い込む程に身体に馴染み、自分だけの風合いへと育っていく過程は、正にヴィンテージの醍醐味と言えるでしょう。
ポリエステル混紡生地が持つシャリ感や光沢とは異なり、コットン100%は柔らかさの中に芯があり、クラシカルな印象を色濃く残しています。
見た目にも落ち着いた表情を持ち、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイリングに難なく溶け込む、正に万能なファブリック。
素材に拘る方、経年変化を楽しみたい方にこそ、是非お勧めしたい生地です。
カラーは、コレクターからも人気の高い " 緑玉蟲カラー" 。
光の当たり方によって絶妙に色味が変化し、グリーンを含んだ深みあるトーンが玉蟲の様に妖艶な光沢を放ちます。
この色合いは現行品にはない奥行きを持ち、古き良きバーバリーの魅力を最も強く感じさせるポイントの一つと言えるでしょう。
裏地には、クラシックな "バーバリーチェック" を採用。
英国ブランドのアイデンティティを象徴するデザインとして、内側からも上質さを感じさせてくれます。
全体としては、裾に向かって流れるように広がる強いAラインが印象的で、動きに合わせて揺れる優雅なシルエットは、正に "英国が誇る上品な佇まい" 。
日常使いからフォーマルなシーンまで、幅広く対応可能な汎用性を持ちながらも、他とは一線を画す存在感を放つ1着です。
サイズ表記は "50 RL"
日本サイズで "L ~ XL" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても大きなサイズ感となりますので、大きな体型の方でも問題なくご着用頂けるかと思います。
先述にもある通り "一枚袖仕様" となっていますので、多少大きめのサイズ感でも綺麗なシルエットで着用出来るかと。
汚れ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。
ヴィンテージコートを語る上で、決して外すことの出来ない存在 "Burberrys"
英国の格式と機能美が息づいた、バーバリーならではの品格ある佇まいは、正にワードローブの本質を体現した一着。
流行に左右される事なく、長い年月を経ても尚、その価値を損なう事のないタイムレスな魅力。
永く付き合える "本物" のコートをお探しの方にこそ、手に取って頂きたい逸品。
一点物ゆえの希少性も含め、是非この機会をお見逃しなく。