推定90年代頃、ドイツ武装親衛隊タイプ『オータムオークリーフカモフラージュ リバーシブル ウィンタージャケット』になります。
スペシャルアイテムの入荷です。
ドイツ武装親衛隊(Waffen-SS)とは、国民社会主義ドイツ労働者党の親衛隊における武装組織であり、ドイツ国防軍の反逆、あるいは国内の騒乱から自身及び党を守らせる為に設けた、軍でもなく警察でもない、政治的に信頼できる親衛隊員から成るナチ党の武装組織。
武装親衛隊は戦争中に38以上の師団に成長し、ドイツ陸軍(Wehrmacht)、秩序警察(Ordnungspolizei)及び他の保安部隊と並んでサービスを提供。
元々、ナチス・ドイツの人種政策に従い、所謂『アーリア系』のみが加入を許されていましたが、1940年に規則が部分的に緩和され、1941年のソビエト連邦侵攻後は、『ヨーロッパ反ボルシェビズムの十字軍』というナチス・プロパガンダの一環として、外国人志願兵と徴兵兵士による部隊も編成されました。
武装親衛隊は、ナチスの人種イデオロギーに基づいており、特にポーランド人(ナチスによって "劣等" とみなされた)は部隊から排除されていたそう。
そんなドイツ武装親衛隊にて、第二次世界大戦時に採用された秋冬向け迷彩である "Oak Leaf Camouflage(Eichenlaubmuster)" があしらわれた、リバーシブル仕様のウィンタージャケットのご紹介です。
武装親衛隊オリジナルのアイテムではない "リプロダクト品" となりますが、ドイツ国防軍が当時採用していたオリジナルボタンを使用する等、非常に完成度の高い1着で、よく見る粗悪品とは異なり、ハイクオリティな1着。
当個体の最大の特徴は、何と言ってもドイツ軍特有の "迷彩柄" でしょう。
通称 "オークリーフカモフラージュ" と呼ばれる迷彩パターンは、第二次世界大戦中の1942年〜1945年の僅かな期間のみ武装親衛隊にて採用された、春・秋の2つのバリエーションで展開された迷彩柄となります。
これらの迷彩パターンは、直訳すると『オークの葉模様』という "Eichenlaubmuster(アイヒェンラオプムスター)" という正式名称を持ち、葉の形状や色合いが特徴的。
この迷彩パターンは主に、武装親衛隊の各戦闘服・ヘルメットカバー・"Zeltbahn(ツェルトバーン)" 等で使用されていました。
春バージョンでは、緑や茶色の色調が強調され、秋バージョンでは、より濃い茶色やオレンジ色が使用されました。
このパターンは、兵士が周囲の環境に溶け込みやすくする為に設計されており、リバーシブル仕様で季節に応じて使い分ける事が可能でした。
また、オークリーフ・パターンには、リング型と呼ばれる『Type A』と、通常型と呼ばれる『Type B』との2つのバリエーションがあり、それぞれ微妙に異なるデザインが特徴的でもあります。
世界各国の数ある迷彩柄の中でも、最上級の希少性を誇る迷彩柄で、第二次世界大戦時のオリジナルとなると、とても買い付けるには現実的な価格ではないのが現状です...。
迷彩柄は勿論ですが、ディテールにも関しても、ドイツ国防軍の冬季制服であるリバーシブル仕様のウィンターパーカを忠実に再現。
通常オリジナルですと、両面共にコットンレーヨンの混紡生地が採用されていますが、当個体では、表地・裏地共にコットン生地によって仕立てられている、リバーシブル仕様の1着となっています。
表面は "Autumn Oak Leaf Camouflage" が採用されており、裏面はホワイトカラーのスノーカモフラージュ仕様。
前合わせは、二重となる前立てを6つボタン留めによって開閉する特殊な二重構造式。
それにより外気の侵入を防ぎ、外気を完全にシャットアウト且つ中の熱気を外に逃さないという、非常に理に適ったディテールは実用的ですね。
また、裾部には細紐タイプのドローコードが付属しており、ウエスト部には通常ダブルウエストタイが付属していますが、当個体では欠損しています。
裾部のドローコードを絞る事により、シルエットの変化も楽しめる2WAY仕様となりますので、ご着用時の気分によって是非変えてお楽しみ下さい。
迷彩面の背面には、戦争捕虜を意味する "PW(Prisoner of War)" の文字が、ペンキで擲り書きされています。
所々に古さを感じさせる綿糸のステッチが確認出来たり、ボタンも裏面に刻印が見られるオリジナルボタンを採用している等、かなりクオリティの高い事が随所から伝わって来ます。
希少性だけでなく、ファッションアイテムとしての視点で見た時にも、非常に格好良い1着かと思いますので、是非とも気兼ね無く着用して頂きたいです。
サイズ表記は確認出来ませんが、日本サイズで "L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
汚れ・擦れ・ほつれ・小穴・ドローコード欠損・ボタン欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
武装親衛隊オリジナルアイテムではありませんが、非常に完成度の高い逸品。
1つのアイテムとして客観的に見た時にも格好良く、オリジナルは勿論、他で探しても中々このクオリティの個体は無いかと思います。
第二次世界大戦中のオリジナルアイテムになりますと、日本国内価格よりも海外価格の方が高い事が当たり前と言って良い程、ドイツ物は蒐集家から非常に高い支持を受けています。
一定数の熱狂的なファンもいるドイツ物ですので、コレクターも手放さない垂涎のアーカイブピースなのは間違いないでしょう。
ワードローブとしては勿論、コレクションアイテムとしても申し分ない1着。
国内外問わず滅多にお目にかかれない逸品かと思いますので、探されていた方や珍しいアイテムが好きな方はこの機会をお見逃しなく。