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記事: 古い生地を再構築し、新たな息吹を吹き込む、《 PROPOSITION 》の取り扱いを始めます。

古い生地を再構築し、新たな息吹を吹き込む、《 PROPOSITION 》の取り扱いを始めます。

 

ドイツはベルリンを拠点とするデザインデュオ《 PROPOSITION 》
長年にわたりヴィンテージクロージングに携わり、アンティーククロージングやユニークな生地のコレクションを蓄積していた "Richard Spandler(リチャード・スパンドラー)" 氏と、セントマーチン大でファッションを学んだ "Fumika Oshima(大島 芙美香)" 氏によって生み出される、唯一無二の作品。
いや、アートピース。
当初、PROPOSITION は世界中の厳選されたブティックに、そのユニークなクロージングの小規模コレクションを提供していました。
しかしコロナ禍以降、帆やパラシュート等の珍しい生地を使用した "一点物" の制作や、アンティーククロージングを繋ぎ合わせてユニークな衣服を作る事に重点を置いています。
また、破損したアンティーク・ヴィンテージクロージングの再生も行っています。

 

- PROPOSITION との出逢い -

 

ブランドについての説明はここまでとし、何故当店で扱う事となったのか。
その経緯を話そうと思います。
彼らとの出会いは、前回のドイツ・ベルリンでの買付。
渡独前に彼らの作品については知っていたものの、実際に触れた事もなく、何となく認知していた程度。
当店では、オリジナルのヴィンテージアイテムを取り扱う事を主としている為、その時も彼らのブランドアイテムが目的ではなく、リチャード氏が蒐集しているヴィンテージアイテムを買い付ける為にアポイントを取る事としました。
フランスでの買付を終え、既にベルリンにも数日滞在し、買い付けも割と順調に進んでいました。
そして、アポイント当日。
拠点としていた所より少し離れた、見慣れない土地だったので少し不安になりながらも、どんなヴィンテージに出会えるのかというワクワクした気持ちとが混ざった、複雑な感情だったのを昨日の事のように鮮明に覚えています。
時間になったので、お二人と合流。
やはり初めましてのディーラーの方々は、少し緊張してしまう。
アトリエが少し離れているという事で、待ち合わせ場所より車移動。
自分一人の為にわざわざレンタカーを借りて頂き、温かいお出迎えをしてくれたお二人。
"人の温かさ" が直で感じられるのも、現地ならではの醍醐味だと、改めて感じさせてくれる。
少し緊張しながらも、車内では買付の状況やショップの事など色々お話しし、有意義で貴重な時間を過ごさせて頂きました。
アトリエ近くのパーキングに到着し、そこからお二人の拠点となるアトリエまで歩く事に。
歩いている時に私の視界に飛び込んで来て釘付けになったのは、リチャード氏が着用していた《 ショルダーバッグ 》
正に理想とするサイズ感・生地感・雰囲気で衝撃的だった。ビビッときてしまった。
すぐさま大島氏に、「あのバッグって何ですか?」と聞いた。反射的だったと思う。
「あれは私達が作っている物で、イギリス軍のパラシュート生地を使用しています。」との事。
今は在庫が無いとの事で残念に思いながら、アトリエに到着。
決して広い空間ではないけれども、所狭しとヴィンテージアイテムやヴィンテージファブリックが並んでいた光景は、今でも脳裏に焼き付いている。
詳細を都度教えてもらいながら、約1時間程度かけてピックしていく。
今回は予算の関係上多くは買付出来なかったけれど、長年ヴィンテージを蒐集してきた彼らのコレクションは圧巻の一言。
これにて彼らとのアポイントは終了し、その後の買付旅へと戻っていきました。

 

- PROPOSITION を取り扱うワケ -

 

帰国後もやはり心残りにあるのが、リチャード氏が着用していた《 ショルダーバッグ 》
出逢った時の衝撃は忘れられないし、当ショップをご愛顧して頂いているお客様に、是非ご提案したいと強く想うようになりました。

彼らの作品は、限られたヴィンテージファブリックを生地に用いており、全て自分達で仕立てている。
一つ一つに使用するファブリックも風合いが異なり、それが作品全体の印象に影響し、作品自体の表情も異なる。
所謂 "一点物" の作品で、代替の効かない "アートピース" とも言えるでしょう。
現代ファッションの大量生産とは逆を行くブランドです。
この様に "一点物" 味が強いオリジナルヴィンテージと似通った共通点があり、ヴィンテージがお好きな方にはハマる作品が多いかと思います。 (特に襤褸系がお好きな方)
では、ヴィンテージファブリックがあれば誰でも作れるのか。
答えは "NO" だと思います。
長年ヴィンテージクロージングに携わり、様々な生地に触れ、様々な縫製パターンを見てきたリチャード氏と、ファッションを専攻しカルチャーを学んだ大島氏のタッグだからこそだと思います。
別軸のプロの知見が合わさる事によって初めて生み出されるプロダクトこそ《PROPOSITION 》の強みであり、魅力です。
そんな魅力を少しでも多くの方にお届け出来たらと思い、今回から取り扱いさせて頂く事を決意しました。
世界中の厳選されたブティックのみ提供しているブランドとなり、その一角を当店が担うという事は大変光栄な事である反面、正しく魅力を伝える責任も同時にあります。
誰しもが簡単に取り扱って良いブランドだとは微塵も思いません。
お二人の大切な想いが込められた作品の魅力を適切に伝えられないのであれば、取り扱わないと決めていました。
現状実店舗が無い以上、オンラインショップで可能な限り魅力を伝えます。
それが現在の当店であれば、出来るという確信があります。

 

- 魅了の詰まった "3作品" をご提案 -

 

 

まずは、これらの3作品をご提案。
以下では、それぞれの魅力をご覧頂こうかと思います。

 

① German & French Wool Fabric Double Breasted Knit Jacket

 

この佇まい。圧巻です。
パターンとしては1930年代頃に見られる、ドイツのニットジャケットでしょうか。

 

 

スッキリとしたノーカラー仕様に、インパクト大のダブルブレストの前合わせ。
フロントボタンも疎らで、良い味が出てますね。

 

 

異なるトーンのウール生地による継ぎ接ぎ。
ブラック・ダークネイビー・チャコールグレー等の絶妙な配色具合、生地自体の表情も異なるので、全体に奥行きを感じます。
フカフカとした触り心地のウール生地、お勧めです。

 

 

首元内側には《 PROPOSITION 》のラベルが付属。

 

② French Work Pants Fabric Cotton Work Jacket

 

大胆に継ぎ接ぎされた、3つポケット仕様のワークジャケット。
ワークジャケットと言えばなディテールで、ヴィンテージ好きの方でしたら馴染みのある定番デザインではないでしょうか。

 

 

浅い年代を彷彿とさせる小ぶりな襟に、フロント5つボタン仕様。
胸部に1つ、裾部左右に1つずつポケットも配置。

 

 

芸術的なパッチワーク。
異なる風合いのフレンチファブリック。
当時使い込まれたであろう、汚れや小穴。
大切に継承された証である、ハンドダーニング。
どれも一点物の象徴。

 

 

首元内側には《 PROPOSITION 》のラベルが付属。

 

③ British Parachute Overdyed Fabric Shoulder Bag

 

リチャード氏が着用していた物と同パターンで制作して頂いたショルダーバッグ。
後染めによる色斑がヴィンテージ感を漂わせ、ミリタリーライクなショルダーストラップ。

 

 

表地とは異なる生地感・色味の裏地。
ポケットが2つ配置されていますので、小物類の収納も問題なし。

 

 

Macbook Air 14 inch も優に入る、大容量が嬉しい。
基本的なデイリーユースでは申し分ない容量で、ちょっとした遠出でも問題なさそう。
マチは設けられていないので、厚手の物を入れるのは少し不向きかもしれない。

 

 

内側には《 PROPOSITION 》のラベルが付属。

 

まずはこれら3点をご提案したいと思います。
既に3点共にオンラインショップに掲載しておりますので、ご確認頂けますと幸いです。
アイテム詳細や着用画像等、色々な角度から魅力を伝えていますので是非。
正真正銘の "一点物"
正真正銘の "アートピース"
プロフェッショナルなお二人が生み出すクリエーション。
以下よりご覧下さい。

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