【~80’s】West German Air Force Pilot Leather Jacket Size.182/96

1981年支給、旧西ドイツ空軍『パイロットレザージャケット』になります。

旧西ドイツ軍空軍で1950年代から採用されており、今やユーロミリタリーアイテムの定番になりつつある、当パイロットジャケット。

ナチスドイツ時代、Luftwaffe（ルフトヴァッフェ）において最も活躍した、トップエースパイロットでもある、 "Erich Alfred Hartmann（エーリヒ・アルフレート・ハルトマン）" もこちらのジャケットを着用していました。

ドイツ軍特有の独特なグレーカラーに、アシンメトリーなデザイン性が秀逸な逸品。
左胸のみに付く縦型ジップポケット・左袖のみに付くシガーポケット等のディテールが特徴的ですね。

フロントジップスライダーには "AERO" 社製ジップが採用、縦型ジップポケット部分のジップスライダーにも "AERO" 社製ジップが採用、シガーポケット部分のジップスライダーには "TALON" 社製ジップが採用されています。

後年になると、殆どが "YKK" 社製ジップを採用した個体となりますので、細かなディテールではありますが、拘りのある方には嬉しいポイントではないでしょうか。
この様なディテールも、当個体をお選び頂く理由の一つになるかと思います。

保温性・風の侵入を防ぐ為に、襟・袖先・裾部分がリブ仕様に設計されていますので、デザイン性のみならず、機能性にも優れた万能な1着なのは間違いないでしょう。

表革のグレーカラーに映えるオレンジカラーのライニングは、遭難時に発見されやすくする為に施されたそうですが、今見ればデザイン的にも秀逸かと。

生地には "Goat Skin（ゴートスキン）" を贅沢に使用。

ゴートスキン（山羊革）とは、大人の山羊から作られる革。
牛革を上回る強度を持っているにも関わらず、革の厚みは半分以下で非常に軽量な革となっており、繊維密度も高く頑丈。
強靱性がありながらも、革自体は柔らかく、伸縮性にも優れています。

レザーは硬くて着辛いという印象をお持ちの方も多いかと思いますが、元々の革質且つ、経年によっても柔らかくなっていますので、苦手な方でも問題なくご着用頂けるかと。

官給品の証ともなる、左胸ジップポケット内側に付属するタグも確認が出来ます。
タグ内に "1 / 81" という表記も確認出来る事から、1981年01月に支給された個体かと思われます。

サイズ表記は "182 / 96"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。

実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ミリタリーアイテムらしく、大きめのサイズ感でガバッと羽織って頂いても格好良いかと。

汚れ・擦れ・ほつれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。

ユーロミリタリーの定番アイテムとも言える "West German Air Force Pilot Leather Jacket"
ヴィンテージ好きだけでなく、マルジェラのアーティザナルラインの再構築でも有名な、世代を超えて認知されている1着かと思いますので、全ての方にお勧めできる逸品です。

ワードローブとしては勿論、コレクションアイテム・デザインソースとしても価値のある1着かと思いますので、お探しの方がいましたらこの機会に是非いかがでしょうか。