【~90's】Vintage Barbour "BEACON JACKET" 3 Crest "Unusual Lining"

推定90年代頃、Barbour（バブアー）製『ビーコンジャケット』になります。

スペシャルアイテムの入荷です。

Barbour（バブアー）とは、1894年にイギリス北東部サウスシールズで創業した英国発のアウトドアライフスタイルブランド。

現在こそタウンユース向けに多数のアイテムがリリースされていますが、元々は水夫・漁師などの港湾労働者のために、耐久性の高いオイルドクロスを提供したのが始まりとなっているワークウェア。

取得するのが困難とされている、英国御用達（ロイヤル・ワラント）を取得していることからも品質の高さは、今更言うまでもないでしょう。

現在ロイヤルワラントを認定できるのは、『エリザベス女王』・『エジンバラ公』・『チャールズ皇太子』の3人のみ。
ロイヤルワラントを認定されたブランドのみが、ロイヤルアームス（紋章）を掲げることが出来ますが、5年ごとに精査・更新される為、1度認定されても5年後に脱落する可能性もある厳しい世界。

そんなロイヤルワラントを3つも永続的に取得し続けてるバブアー。恐るべし。

今回ご紹介する物は、1987年〜2000年の期間のみ生産されていた、3クレスト期の個体となる "BEACON JACKET" となります。

市場に流通している球数も少ない為、初見の方も多いのではないでしょうか。

当モデルは、80年代〜90年代にかけて生産され、僅かな期間で廃盤となったモデルとなります。

同ディテールを併せ持つ "INTERNATIONAL SUIT" をベースとし、より軽快に羽織れるように着用感・デザイン性の修正が施された事により、気軽に着用出来るタウンユース向けに改良されたモデル。

一見インターナショナルと同じかと思われる方も多いかと思いますが、よく見ると異なるディテールが見て取れます。

大きく異なる点としては主に3つで、"襟部のライニング"・"生地のオンス"・"胸ポケットのパッチ有無" となるかと。

インターナショナルの襟部のライニングは "コーデュロイ生地" が採用されているのに対して、ビーコンジャケットに関しては "レザー（本革）生地" が採用されています。
僅かな違いにはなりますが、着用した際にチラ見えするレザー生地が漢らしく、より無骨な印象を加速させてくれる事でしょう。

インターナショナルの生地は "8オンス" のヘヴィーウェイトワックスドコットンが採用されているのに対して、ビーコンジャケットの生地は "6オンス" のミディアムウェイトワックスドコットンが採用されています。
防寒性に関してはインターナショナルに軍配が上がりますが、長いシーズンでのご着用を想定するとなると、ミディアムウェイトであるビーコンジャケットの方がより楽しめるかと。

通常インターナショナルの右胸ポケットには "BARBOUR INTERNATIONAL" のパッチが施されていますが、ビーコンジャケットではパッチが付属しませんので、よりスタイリッシュにご着用が可能かと思います。

多く出回っているビーコンジャケットですと、ライニングがブラックウォッチのタータンチェック柄が殆どかと思いますが、当個体に関しては『ブラック・レッド・イエロー・グリーン』から成るタータンチェック柄が採用されている、非常に珍しいライニングパターンとなります。

欠損しがちなベルトも完備しており、ベルトを絞りシルエットの変化も楽しめる2WAY仕様となりますので、ご着用時の気分によって是非変えてお楽しみ下さい。

サイズ表記のタグが欠損している為、確認が出来ませんが、恐らく "40 or 42"程度かと思われます。
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。

実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ジャストサイズ・オーバーサイズのどちらで着用しても様になるかと。

生地特有のアタリ・オイルムラ・擦れ・サイズ表記タグ欠損等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用可能かと思います。

ジップ動作も良好ですので問題ありません。

数あるバブアーモデルの中でも廃盤モデル且つ希少モデルである "BEACON JACKET"
珍しいモデルがお好きな方や、より気軽にインターナショナルの雰囲気を味わいたい方にお勧めのモデルとなります。

現行とは比べ物にならない程のオーラを放つ、ヴィンテージバブアー。
それもヴィンテージバブアーを選んでいただく大きな要因の一つではないでしょうか。

当ショップでも滅多に入荷しない希少モデルとなりますので、お探しの方がいましたらこの機会に是非いかがでしょうか。